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  • 靴修理・注文靴Bontàブログ カカトがすり減ってアンバランスになったニューバランスの修理。

    コチラは、ロングセラーのニューバランスのスニーカーです。特にここ数年の人気は目をみはるものが有りますね。 それ故、最近ニューバランスの修理のご相談が増えました。 基的にスニーカーは消耗品。履き潰す物だと思います。とは言え決して安い物でも有りませし、ニューバランスはモデルによっては格的な革と同じくらいする物も有りますので、修理をして、もう姑く履きたいと言う気持ちは大いに理解できます。 と、言う事で今回はカカト修理です。 問題のカカトはこんな状態です。穴が開いております。 これは、丈夫なゴムの層がすり減って、減りやすいスポンジ層に達している状態です。この後は、すり減るスピードは速く、早めの対処をしておいた方が良いでしょう。 横から見るとこんな状態です。黒いゴムの層がもう殆ど有りません。 と、言う事で写真に有る様に断面が三角形の傾斜が付いたゴム板を用いて修理します。は、この傾斜が奇麗に納

    靴修理・注文靴Bontàブログ カカトがすり減ってアンバランスになったニューバランスの修理。
  • 靴修理・注文靴Bontàブログ ヴィンテージシューズ・Vクリートの着いたヒールをSEGSスチールで修理。 

    コチラはALLA TEMPLEと言うメーカーので非常に古いです。とは言え、アッパーの状態は上々でメンテナンスをすればまだまだ履けるしっかりとした作りのです。 コチラのは、底の補強の為、ハーフソール、ヴィンテージスチール、そしてすり減ったヒールの交換の御依頼です。 ハーフソール、ヴィンテージスチールは取分け特別な修理では有りませんが、ヒールは現状の様にVクリートと言うV型のスチールがすり減り防止の為に取り付けられている昔の仕様で仕上げて欲しいと言う御依頼でした。 同形のVクリートの取り扱いはございませんが、イギリスのSEGSスチールと言う物のストックが有ったので、そちらを用いて修理する事になりました。 先ずは、ヒールになる革を切り出しました。上に乗っかっているのが取り付けるSEGSスチールです。 スチールを革に埋め込み、スチール部分のみ仕上がりの形に削っておきます。 そして、スチー

    靴修理・注文靴Bontàブログ ヴィンテージシューズ・Vクリートの着いたヒールをSEGSスチールで修理。 
  • 靴修理・注文靴Bontàブログ トリッカーズのサイドゴアブーツのゴム交換。

    コチラは、トリッカーズのサイドゴアブーツです。ゴム交換に御持ち込み頂きました。 問題のゴムがコチラです。伸びきってダルダルです。 Tシャツの襟ぐりや下の履き口が伸びきってダルダルならもう潮時かと思い、新しい物に変える気になりますが、の場合アッパーや底が丈夫なため、ゴム以外は至って奇麗な状態で中々処分して新しい物にしようと言う気にはなりませんね。 伸びきったまま履く事はできますが、襟ぐりが伸びたTシャツ同様見た目が見窄らしく、フィッティングもルーズになっているのでゴムを交換してリニューアルします。 早速ゴムを外しました。ゴムが無くなるだけでのボリュームが小さくなります。如何にゴムが与える印象が大きいのかが解りますね。 伸びきったゴムからは、元のゴム形が解りませんので、を自然な形に戻し、そこからゴムの型紙を作ります。 作った型紙からゴムを切り出しました。 簡単にゴムと言いますが、種類

    靴修理・注文靴Bontàブログ トリッカーズのサイドゴアブーツのゴム交換。
  • 靴修理・注文靴Bontàブログ ハインリッヒ・ディンケラッカー手縫いによるツォップナート、三つ編み縫いのオールソール。

    コチラのはハインリッヒディンケラッカーのです。オールソールに御持ち込み下さいましたが、特殊な底付けの為に機械縫いでは同じ仕上げが出来ないので、手縫いでの修理となりました。 何故機械で縫えないかと言うと、底を縫い付ける出し縫いの一目一目に、革ひもが絡げ合わせて縫ってあるからです。ツォップナートと言われる縫い方で、まるで三つ編みの様な表情から、日では三つ編み縫いや弁髪縫い等と呼ばれております。そして、この革ひもは仕事が細かく、ただの革の切りっぱなしではなく、アッパーと同じ革を薄く漉き、麻ひもを包んで革ひもにしてあります。 因に私が以前お世話になったイタリアの会社では、「スターニョ製法」と言われておりました。 余談ですがを作る工具、工程同様、製法も呼び名はみんなそれぞれ好きな様に呼んでいる様で、日でも海外でも初対面の職人さんや年配の職人さん、地方の職人さんと話をするとお互い通じない事

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