中国国務院(内閣)食品安全委員会の指揮下、各地方や関連部門が「食の安全」を守る体制作りと違法行為の取り締まり強化に努めている。 中国国営新華社通信によると、2011年、各級公安機関が取り締まった「食の安全」に関する犯罪案件は5200件余り、検挙人員は7000人余りに上っている。また、各級検察機関は「有毒性食品の販売」などの容疑で1801人を逮捕し、1254人を起訴。各級人民法院が「生産、販売された食品に有毒性がある」「生産、販売された食品が衛生基準を満たしていない」との判決を下した案件は333件、関係者が刑事処分を受けた案件は416件におよび、そのうち286人が有期刑や無期刑、執行猶予付きの死刑判決を受けている。各級食品安全監督管理部門も監督業務を強化し、食品への違法添加物に関する1万8000案件、違法企業5000社の取り締まりにつなげている。 さらに、全国21省では「食の安全」に関する犯