金沢から西(南)へ敦賀までの延伸が既に着工している北陸新幹線については、福井までの先行開業を望む声があるものの、実際には難しいだろうというお話を今月このブログでしました。実は、この「福井先行開業」は、まだ北陸新幹線問題の中では「序章」のようなもので、その先には「敦賀から先をどうするか?」という難問が控えています。 要するに、フル規格の新幹線で北陸と関西を直結させようという構想です。 現在は関西と北陸の政財界から様々な意見が出ているのですが、3つ案があり、そのいずれも決め手に欠く中で、結論が見えない状況が続いています。 まず「米原ルート」という案があります。敦賀からまっすぐ現在の北陸本線に沿って米原まで新幹線を建設して、東海道新幹線に接続させるという案です。メリットとしては、何と言っても距離が最短で工費が安く済むということ、北陸と関係の深い名古屋圏との利便性が確保されることがあります。後者は
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