燃費のよさで知られる、ディーゼルエンジンを搭載した乗用車の販売台数は、先月までの半年間に8万台を超え、すでに去年1年間の台数を上回り、販売が急増しています。 こうしたなか、スウェーデンのボルボが今月、主力のセダンやワゴンの5車種で、一斉にディーゼル車を投入したほか、ドイツのBMWも先月、車種としては8つ目となる新型のミニバンを発売するなど、ヨーロッパのメーカーを中心に品ぞろえを強化する動きが相次いでいます。 ディーゼル車は、ガソリン車に比べて燃費がよく二酸化炭素の排出が少ないため、ヨーロッパではエコカーの一種に位置づけられています。 業界団体は、販売が急増している要因として、排出されるススなどへの対策が進み、国内でもエコカーとしての認識が広がってきたことや、ガソリン車との価格の差が縮まってきたことなどを挙げていて、ことしの販売台数は15万台と新車販売に占める割合がおよそ5%に達し、過去最高