2014年04月25日 哺乳類の性決定遺伝子は1億8000万年前に現れたことが判明 背景: 現生する動植物の多くは有性生殖によって数を増やしていく。そうすることで、種の多様性が大きく増加し進化も促進されていく。哺乳類はXY染色体によって性が決定されるが、それらはどのように出現し進化していったのだろうか。 要約: 哺乳類の生物は性染色体によって決まる。女性は2つのX染色体をペアで持ち、男性はY染色体とX染色体を1つずつ持つことで男性として生まれる。そのため、Y染色体こそが男性と女性を分ける鍵になっている。 しかしこれは初めからそうだったわけではない。はるか昔、X染色体とY染色体は同一であったが、いつからかX染色体からY染色体が分化していった。その後Y染色体は縮んでいき、今ではX染色体が1000以上の遺伝子を持っているのに比べて、Y染色体には約20の遺伝子しかない。 ではY染色体はいつごろ生ま