暗がりに浮かぶ数々の赤提灯、細くうねる路地、心惹かれる屋台の匂い、人々のざわめき。お祭りの夜や縁日特有の懐かしく妖しい情緒がここ、台湾の九份(チョウフン)ではいつも味わうことができます。 山あいにあるこの町は、その昔金鉱の町として栄え、閉山後さびれてしまった歴史があります。ここで暮らす人が9世帯しかなかった頃、生活物資がいつも9世帯分運ばれていたことから、九份という名がついたそう。 その後、台湾の大ヒット映画「悲情城市」のロケ地となったことで注目を浴び、訪れる人が増えるとともに商店街もにぎわいを取り戻していったのです。 (次のページに続く) 商店街で童心に返る 商店街には所狭しとお土産屋さんや飲食店が並びます。こういった情緒ある雰囲気の地にふさわしい、子ども心を刺激するものや、レトロキュートなへんなものもいっぱい。 レトロ調のおしゃれなカフェも増えているそうですが、やはり屋台散策ははずせな
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