「自分はもっとできるはず」と現状に満足しない姿勢は素晴らしいもの。ただ、そうではない生き方を選べば、人生はもっと楽になるかもしれません。筆者は後半、「マシュマロ実験」を例に挙げ、「今を楽しみ、よりよく生きる術」とは何か、紹介してくれています。 (ちょっと長くなりますが)デザイナーをやっているある友人の話を聞いて下さい。 彼女はいつも「自分はまだまだだ」と思い込んでいます。自分の仕事に際立ったところはひとつもないし、たとえいい仕事ができたとしても、自分の努力の結果というよりは周囲の環境のおかげだと考えています。この思い込みはとても深く、人と接する中でさらに強まっています。知らない人が見たら、周りが彼女を評価しないあまりに自信をなくしているのかと勘ぐるでしょう。でも、周囲の人たちはそんなふうに接しているわけではないのです。 皆、彼女をほめています。仕事の出来はすごくいいし、よくやっていると本人