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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (5)

  • 南米ペルーの遺跡をめぐる議論に決着 「13の塔」は2300年前の太陽観測所だった

    南米ペルーの遺跡をめぐる議論に決着 「13の塔」は2300年前の太陽観測所だった 【2007年3月5日 Yale University / University of Leicester】3月6日一部訂正 南米のインカ帝国といえば、太陽への信仰と発達した文明で知られているが、その起源は想像以上に古いかもしれない。ペルーにある「Chankillo遺跡」が、約2300年前の太陽観測所であるとする研究結果が発表された。南北アメリカ大陸で発見された古代観測所としては、最古のものである。 Chankillo遺跡に存在する、砦のような建築物。クリックで拡大(提供:Peru's National Aerophotographic Service (SAN) ) 塔を利用した観測の仕組みを示した画像(黄色い矢印は、太陽の見える位置、左から夏至、春分(秋分)、冬至の日)。クリックで拡大(提供:Ivan Gh

  • ここまでわかった、「第三のブラックホール」の正体

    【2006年1月28日 NASA FEATURE】 NASAのX線観測衛星RXTEが、ブラックホールの周りを回る巨星の存在をとらえた。ブラックホールの正体は太陽の100〜1万倍の質量をもつ「中間質量ブラックホール」ではないかとみられている。超新星爆発によって生まれる「恒星質量ブラックホール」と、銀河の中心に存在する「超大質量ブラックホール」に関しては研究も進んできたが、この「第三のブラックホール」については謎が多い。ブラックホールに大量のガスを供給しながら回転する巨星が、その解明に貢献すると期待されている。 X線観測衛星チャンドラが撮影したM82銀河の中心領域の画像(緑十字が銀河の中心、右にある明るい点がM82 X-1)。三ヶ月の間に急激な増光を示しており、ブラックホールとみられる。小さすぎて画像には写らないが、X線観測衛星RXTEの観測から周囲を回転する星の存在が示唆されている(提供:N

  • 観測史上最大、しかしコルクより軽い系外惑星

    【2006年9月21日 CfA Press Release】 惑星の大きさを見積もることも可能な「トランジット法」によって、11例目の系外惑星HAT-P-1が発見された。HAT-P-1はサイズが明らかなものとしては最大の系外惑星だが、一方でコルク以下の密度しかない奇妙な天体でもある。 全天を自動的に観測する望遠鏡群HATによって、とかげ座の方向450光年の距離に系外惑星「HAT-P-1」が発見された。 HAT-P-1の親星は連星系ADS 16402の片割れで、太陽とよく似た恒星だ。HAT-P-1は4.5日周期で、地球−太陽間のわずか20分の1という距離の軌道を回っている。地球から見ると、1周ごとにHAT-P-1が恒星の前を通るため、恒星の明るさは2時間以上にわたって1.5パーセントほど暗くなる。その様子を、HATがとらえたのだ。 このように系外惑星が親星の前を通る様子をとらえる方法を「トラ

  • 地球では考えられない!極限的でダイナミックな火星の気候

    【2006年9月7日 ESA News / JPL News Releases】 火星の環境は、地球と似ている。一方で、火星は小さく、気圧もひじょうに低い。だからといって、火星で起きていることは地球上の現象を小規模にしたものとは限らない。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスは、地球では考えられないほど極限的に薄い大気の中で形成される薄い雲を発見した。また、NASAの火星周回機マーズ・オデッセイの観測からは、南極では毎年爆発のような現象が起きていることが明らかになった。 火星の超高層雲 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスに搭載された紫外・赤外大気スペクトロメータ(SPICAM)が、火星大気の高い場所に、ひじょうに薄い雲が浮かんでいるのを発見した。 雲の位置は高度80〜100キロメートル。そこでの大気圧はひじょうに薄く、地球上ではこんなに薄

  • 「惑星」の定義の原案、公開へ

    【2006年8月16日 国立天文台 アストロ・トピックス(230)】 8月14日からチェコの首都プラハで行われている国際天文学連合総会で「惑星」の定義の原案が提示され、内容が公表されました。原案では新たに3つの惑星が追加され、太陽系の惑星は合計12個となっています。最終案は24日に再度提示され、同日中に決議されます。 提案された定義に則した太陽系のイラスト。クリックで拡大(提供:The International Astronomical Union / Martin Kornmesser) 8月14日から2週間の日程で、国際天文学連合総会がチェコの首都プラハで始まりました。3年に1度開催される総会は、今回が26回目を迎えます。今回の総会での注目は、なんといっても「惑星」の定義が決議されるかどうかでしょう。 これまで「惑星」の厳密な定義はありませんでした。19世紀初めから、火星と木星の間に

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