日本各地で食べられているうどん。定番の三大うどんから変わりダネまでその種類もさまざま。新しいうどんも次々に生まれているが東日本大震災をきっかけに生まれた新しいうどんがあるのをご存じだろうか。 それが「小松菜うどん」。小松菜の粉末をたっぷり混ぜた緑色が爽やかなうどんだ。原料である小松菜は、宮城県仙台市太白区四郎丸の野菜栽培グループ「グリーン5」が生産したもの。同グループの畑はかろうじて震災の被害を免れたが、眼と鼻の先の田畑は壊滅だったそう。 商品を販売する活動法人中田暮らしネットワークの後藤さんいわく、 「震災により、宮城県内の事業者は深刻な打撃を受け、地域経済も冷え込んでいます。少しでも役に立てることはないかと考えていたところ、ちょうど震災で生き残った畑で栽培している小松菜があったので、これを活用したうどんを開発・販売することにしました」 奇跡的に生き残った畑で作った小松菜を全国の人たちに