プロ野球出身者として初めて“公認会計士”に転身した奥村武博(43歳)は、引退後しばらく「阪神タイガース」の選手だったことを隠したという。どん底にいたバイト生活、葛藤の末にようやくたどり着いた第二の人生。自らを見つめ直すきっかけを与えくれたチームメイトや恩師の存在を振り返る。【全2回の1回目/#2へ】 東京・日本橋は、弁護士や税理士、会計士といったいわゆる“士業“が密集するエリアだ。その中心地にあるビルの一室を訪れると、そこには名だたるオリンピアンやW杯出場選手、MLBのワールドシリーズ制覇のユニホームが華々しく飾られていた。 元プロ野球選手としては初の公認会計士である奥村武博(43歳)が所属する事務所である。現在は一流アスリートたちをクライアントに持ち、公認会計士としてアスリートの確定申告やスポーツクラブの財政面を支える傍ら、社団法人としてセカンドキャリアの支援を行う代表も兼任している。
![プロ野球4年で戦力外通告、打撃投手も1年でクビ「23歳で“高卒”を痛感した…」“元阪神タイガース投手”が明かす暗黒バイト時代と逆転人生(栗田シメイ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f89634ce8569eba628b41a1e2644cecd04991f91/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F2%2F-%2Fimg_52bdacf151c1f8f19ac7dd0137c28bec198923.jpg)