多忙に付きタイマー更新 日曜なのにまたまた経済の話で恐縮ですが、景気政策で忘れてならないのは、景気の最大の牽引役である消費が、最終的に伸びなければいかなる政策も無意味だということです。つまり大事なことは、最終的に、財布の口を締めた国民にお金を遣わせることです。ここ10年の日本の景気政策は、実はここが癌になっていた。 格差社会が本格化した後も、懐が豊かな国民も当然一定数いるわけです。貯蓄がある国民が。公務員であり、上場企業の社員でありと。不況が進行すると、この人たちですらお金を遣わなくなるんですね。なぜなら老後が不安になるから。会社の将来が不安になるから。公務員社会と言えどもそういう社会不安に引きずられるし、ベースアップが無ければ、物価高の中で金を使う気分にもならないでしょう。公務員にベースアップを復活させるには、景気回復という明確な数字が必須です。民間の場合は、業種毎に景気回復がありうるけ