小原氏は子宮頸がんワクチン問題で英製薬大手、グラクソスミスクラインから委託を受け、日本でのワクチン承認と助成金の拠出を政府に働きかけた〔PHOTO〕gettyimages 国際会計基準IFRSの日本企業への強制適用が、6月末に突然、「政治決断」で先送りされた問題は、この欄でも何回か触れた。(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9505、http://gendai.ismedia.jp/articles/-/11138)一部の企業人を中心とするIFRS反対派の巻き返しが奏功した格好だが、その"勝利"の裏に大物ロビイストが存在していたことが、このほど明らかになった。 反対派は多くの政治家や官僚、メディアのトップなどを訪ね、「IFRS導入が日本の国益に反する」として導入を延期するよう説得して歩いていた。また、シンクタンクの東京財団を中心に反対の意見書をまとめ、