印刷 関連トピックス九州電力参議院選挙関西電力枝野幸男原子力発電所橋下徹東京電力 九州電力は12日の臨時取締役会で、真部利応(まなべ・としお)社長(66)と松尾新吾会長(73)の退任を決める。トップ2人がダブル辞任することで経営刷新に取り組む姿勢を強調し、「やらせメール」問題を幕引きしたい考えだ。後任の社長には瓜生(うりう)道明副社長(62)が就く予定だが、失った信頼を取り戻すのは簡単ではない。 松尾氏は相談役に退き、後任には貫(ぬき)正義副社長(66)が就く方向だ。社長と会長がそろって引責辞任するのは1951年の会社設立以来、初めてとなる。 真部氏は昨年末の記者会見で今年度中に辞める意向を表明したが、九州経済連合会長を務める松尾氏は財界人事が混乱するのを避けるため、6月の任期満了まで続投する考えだった。 だが、九電の実権は会長である松尾氏が握る。九電のガバナンス(企業統治)を厳し