高校生からのレファレンスで、演劇における上手と下手の印象の違い、および、舞台前方と後方の印象の違いを知りたい。 例えば、上手から役者が出てくるのと、下手から役者が出てくるのとでは、観客はどのような印象の違いをもつのか。 以下に掲げる文献①によると、「本舞台は、上手・下手、舞台中央、舞台前・舞台奥-平舞台・二重舞台、以上五つの場と三つの位置関係に分析される。これらの各場は、その場の性質に従って演出と密接に結びつき、舞台の演出の定式として守られてきている。」「舞台各場の性質、その比重に合せて役の上下、内容の上での身分の上下等によって演技の場、居どころが決ってくるのである。」とあり、各場によって確かにそれぞれの効果があることを伝えた。 また、②③の文献についても、紹介した。 ①『演劇學』第6号 早稲田大学演劇学会、1964年 p.35より「歌舞伎の定式舞台と演出」というテーマで語られている。特に
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