日本ラグビー協会の名誉会長を辞任した森喜朗氏がNHKなどの取材に対して、意欲のある若い理事らが活躍できる環境を整えるための改革を求めたなどと、辞任に至ったいきさつを明らかにしました。 この中では、日本協会として、アジアで初のワールドカップ日本大会への準備や大会後の将来像の検討が不十分だなどとして、役員を刷新し、意欲ある若い理事などが活躍できるよう改革を求めたと話しました。 具体的には、ワールドカップを開催するにあたって、日本協会として各国の要人を招く準備や地方のラグビー協会との連携、大会後のトップリーグの発展や日本代表の強化の在り方についての検討、それにレガシーを残すための組織委員会との調整が不十分だという認識を示しました。 理事会の席ではこうした認識を理事らに伝え、みずからの辞任で「名誉会長の職が空く」として、ことし6月で任期を迎える80歳の岡村正会長に退任を迫ったということです。 日本