2019年Jリーグ第14節レノファ山口FC vs 東京ヴェルディの試合は,2-3で東京ヴェルディの勝利となりました。今回はその試合の振り返りです。 前回の試合の振り返りはこちらです。 1.前半で見られた両者の駆け引きを追うこの試合は,前半の攻防の中で,相手の策に対して効果的な1手を打ち合うという戦術的な展開となりました。その展開を3つの大枠の中で追っていきたいと思います。 1-1.試合の入り方に成功した山口の守備前半の入りは,山口が流れを掴みました。その要因は,前向きの矢印でヴェルディにガンガン襲い掛かることができたことです。それは,相手がボールを持ったら,前線からボールを奪いに行き,ボールを取ったら素早く前に運ぶというサッカーです。 このサッカーは,山口が目指すものに近いということもありますが,vsヴェルディということを考えても非常に有効でした。ここからは,「なぜvsヴェルディに対して,