大成功したノースロップ社の戦闘機F-5「フリーダムファイター」。同社はその後、裏切られるなど不遇の時代を過ごし、ベストセラー機F-5の栄光は完全に過去のものになった、かに見えましたが、その「F-5の遺伝子」を受け継いだ新機種のプロトタイプが登場。消え去っていった一族のかたきを討ち、栄光を取り戻せるでしょうか。 輸出で大成功したF-5戦闘機、その「遺伝子」を受け継ぎ ノースロップ・グラマン社(アメリカ)は2016年8月19日(金)、「T-Xプロトタイプ」を初めて公の場に登場させました。これをもって同社は、まもなく実施予定であるアメリカ空軍T-38練習機「タロン」の後継機選定「T-X」への採用を目指します。 この「T-Xプロトタイプ」のシルエットは、F-5戦闘機「フリーダムファイター」と、特に機体後部が酷似しており、明らかにF-5の“遺伝子”を受け継いでることがうかがえます。F-5は、1994