【新潟】東京電力柏崎刈羽原発は25日、社員が有効期限切れの入構証で5月に3回、原発に入っていたと発表した。入構証のデータを専用の装置で読み取って確認する際に、警備員が期限切れの表示を見落としていた。確認を1人ずつではなく、複数人分一括して行う運用に問題があったという。 同原発では、社員が他人のIDカードで不正に中央制御室に入った問題など、テロ対策の不備が相次いで明らかになっている。稲垣武之所長は同日の定例記者会見で、「一連の不適切事案を受けて(再発防止の)改善措置計画を行う中でのことで、大変重く受け止めている」と述べた。 東電によると、同原発では警備員が正門で社員らの入構証を一人ひとりハンディー型の装置で読み取り、本人であることや有効期限を照合して確認している。一方、近くの駐車場から運行する同社の送迎バスの利用者については、駐車場でバス乗車時に入構証を読み取り、全員分のデータを正門の警備員
![期限切れ入構証で原発内に、テロ対策不備相次ぐ柏崎刈羽また:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/19d5bb136cbc0cbbd0bd2ef0c30918af21451f8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimgopt.asahi.com%2Fogp%2FAS20220525003388_comm.jpg)