岐阜で生まれたふたつの高級ハム 岐阜県のほぼ中央に位置する郡上市(ぐじょうし)。 「日本三大盆踊り」の地として、盆踊りマニアには非常に有名な場所だ。 郡上八幡エリアの古い町並みは「奥美濃の小京都」と言われる豊かな風情が流れる。毎年夏になると盆踊りで全国から観光客が押し寄せるが、特に3日間かけて行われる「徹夜踊り」はほとんど阿鼻(あび)叫喚の混雑ぶりだ。 ▲もはやどこをどう踊っていいかわからない「徹夜踊り」 しかしこの郡上市には、もう一つ、別の顔がある。それは、知る人ぞ知る「ハムの聖地」という顔だ。 実はここ郡上市で、超高品質なハムが昔ながらの製法をかたくなに守って作られ続けている。 そのハムの名は「明宝(めいほう)ハム」そして「明方(みょうがた)ハム」。 東海地方の住民なら誰もが知っている、岐阜の高級ご当地ハムの2大巨頭だ。 東海地方に住んでいれば、テレビCMも放映されているし、一部スーパ