浮浪児とは、親や保護者がなく一定の住居も持たずにさまよい歩く子どものことを指します。 太平洋戦争の末期から敗戦後の日本には、都市部を中心に何万人もの浮浪児がいました。 『浮浪児1945-戦争が生んだ子供たち』石井光太著は、東京大空襲などで親を亡くして孤児となった少年、少女がどう生きたかを検証したノンフィクションです。 2018年8月15日は73回目の終戦記念日、戦争を知る方は年々少なくなっていますが、胸にずしりとくる1冊です。 東京大空襲 無差別攻撃 孤児たちと食料不足 戦後の食糧難 孤児院 愛児の家 日本を支えた人たち まとめ スポンサーリンク 東京大空襲 私は10年くらい前、地元の児童養護施設で「この施設は大正時代から親のない子どもを救済してきて、人数が増えたのは東京の浮浪児を引き受けてからです」と聞きました。 そのときはポカンとしていたのです。 東北の片田舎へ、東京から被災者となった