日本語教師として4年目の春を迎えるはずでしたが、休職を決意しました。気持ち的には退職に近いのですが、流動性が高く人の出入りが多い職場なので、慣例に従って休職にしました。「夏には戻りますか?」と聞かれましたが、先のことはまったくわかりません。とにかく休みたい一心です。 きっかけは母の死です。 危篤の一報を受けた実家に向かっても、「授業があるのに、どうしよう」「いつ東京に戻れるのだろう」「代講の先生はうまくやってくれているだろうか」とひたすら仕事のことばかり考えていました。 葬儀が12月18日で、後片付けや各種手続きもあり、そのままクリスマスと年末年始休暇になりました。学校の授業はあるものの、帰国や旅行で学生数がぐっと減るため、休みやすい時期だったのです。 3週間も連続して休んだのは、日本語教師になってから初めてのことです。外資系の学校なので年末年始もお盆も休校にならず、私はひたすら皆勤を続け