自分の中に湧いてくる怒りや憎しみ、恨みなどの感情。卑怯なところやずるいところ、弱い部分にダメな部分。最近は自分のそんな部分ばかりが目についてしまい、自己嫌悪に陥ることが多かった。でもそれらを含めて私なのであり、そういう部分があってこそ人間なのだ。先日も書いた遠藤周作氏の「ほんとうの私を求めて」という本で、そのことを改めて教えられた。 頭では理解しているつもりでも(ということは本当にはわかっていないのだろう)、考えるうちに、自分だけがおかしいのではないかと不安になるときがある。こんな感情を抱いてしまうなんて、とか、自分は悪い人間なのではないか、と自分を責めたり悩んだり。けれどそれが当たり前なのだ、人間みんなそうなのだと考えると少し心が軽くなる。 私はどうしてもその種の感情を良くないもの、悪いものだと思ってしまうところがあった。だが、遠藤周作氏はそれ自体は悪いものではないと言う。むしろ悪いこと
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