ブランディングの重要性が増し、広報活動の最大の目的に 株式会社日経BPコンサルティングでは、企業の広報活動に関する調査を行い、その結果を2016年9月に発表した。そこから浮かび上がったのは、変わりゆく「広報セクション」の役割と、コーポレートブランディングへの関心の高まり、そしてブランディングのツールとしての「コーポレートサイト」への注目度の高さだった。 調査結果から明らかになったのは、広報活動におけるコーポレートブランディングの重要性が増しているという現状だった。回答者の4割が「とてもそう思う」とするなど、肯定が8割を超えている。広報活動の目的についての質問も、これまでは「自社の活動や事業内容に対する認知拡大」が77.8%で最多であったことを鑑みても、企業側の意識の変化がはっきりと見て取れる。 一方で、「今後目的としたいこと」に目を向けると、「自社のブランド(コーポレートブランド)の醸成」