最も美しい言葉を取り入れた 家電は死を迎えたとき、そのココロを移植できる可能性がある。味気のない言い方になってしまうが、ココロはソフトウエアで出来ている。家電を買い替えたときに、そのココロを新しい機種に入れ替えることができるのではないかと思うのだ。「うちの子」と呼ぶほどに愛着を持った家電が死を迎えれば、やはり悲しいはずである。 しかし、2代目の家電が家に届いたときに、長い期間を一緒に過ごした1代目の家電と同じココロを持っていたら、どうだろう。「今度来た子は姿形こそ違うけれども、天に召された前の子と同じココロを持っている」。それはお客様にとって、驚きでもあり、喜びでもあるのではないだろうか。これが実現できれば、家電は単なる利便性を高める道具の位置付けを抜け出すことができると思うのだ。 この取り組みは日本だけではなく海外でも、通じるのだろう。もちろん、日本でもすべてのお客様が「家電のココロ」が