今季、ソフトバンクと共に“2強独走”態勢を築いてきた日本ハムだが、梨田監督の退任報道後に失速し、9月6日には今季ワーストタイの5連敗。ダルビッシュでも負の流れを止めることはできなかった 8月27日、一部スポーツ紙の報道を目の当たりにした日本ハムファンの多くは、己の目を疑ったのではないだろうか。 梨田監督退任――。 シーズン途中の監督退任(解任)報道は、さして物珍しいことではない。梨田昌孝監督自身、今年が2年契約の最終年でもあるため、フロントが水面下で続投の可否を議論している状況であることも理解できる。しかし、チームの現状を鑑みれば、そのタイミングがベストではないことは自明の理。 日本ハムは今、ソフトバンクと首位争いを繰り広げている。その最中において、チームの絶対的な求心力である指揮官の去就が囁かれて選手たちのモチベーションが高まるはずもない。現時点で、監督本人はもとより、フロントや選手は明