節分の3日、高知県香南市の県立のいち動物公園で、マレーグマの「タオチイ」(雌、15歳)に、ソーセージ入りの恵方巻きが贈られた。 昨年9月25日に出産したばかりで、飼育員らが「親子とも福が来るように」と願った。 飼料用ソーセージをくりぬいた中に、ニンジン、小松菜、アキマメを詰め、のりで巻いた特製の恵方巻き(直径5センチ、長さ20センチ)。タオチイは高さ約3メートルの木に登って待ち構え、笠木靖(きよし)飼育員(39)が恵方巻きを竹ざおに刺して差し出すと、口にくわえて木の幹をクルクルと周回しながら下りた。下にいた赤ちゃんグマはノリを前脚で引っ張りながら、うれしそうに食べていた。 タオチイは、国内で飼育されているマレーグマの中では一番の多産で、今回は5度目の出産。20歳頃までは出産できるという。笠木飼育員は「5頭の子どもたちの幸せと、ますますの子宝を願っています」と話していた。 一昨日は、節分でし