モモコは1990年9月20日にマラッカ動物園(マレーシア)で生まれ、当園には2008年2月10日に来園しました。これまでに8頭の子を産み、3頭は国内の動物園で現在も飼育されています。 先にお知らせしたように、2021年7月25日にモモコが放飼場で突然嘔吐したため室内に収容し、処置をおこないました。症状や検査の結果などから複数の消化器系疾患が疑われ、診断と治療のために、もっぱら室内で飼育しながら観察を続けてきました。 その後、食欲が減退するとともに投薬も困難になってきたため、ふだん与えないえさを試したり、飲み込みやすいように飼育係が加工したりして、モモコが栄養を取り、薬を摂取できるように工夫を重ねてきました。また、病名を確定し、それに合わせた治療方針を立てるため、詳しい検査をする準備を進めていました。 しかし、8月19日からさらに状態が悪化し、著しく動きが鈍くなったため、獣医師が治療にあたり
![マレーグマの「モモコ」が死亡しました(※死因は胆嚢炎でした)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5cf860700fb93e9e4ee36f4e63eeea3b18907037/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.tokyo-zoo.net%2Ftwitter%2Fimg%2Fueno.jpg)