米国で、オラクルがグーグルを著作権侵害で提訴した、というニュースが流れています。なぜオラクルはグーグルを訴えたのか、その裏にどのような思惑が隠れているのでしょうか? その解説をPublickeyのゲストブロガーとして、ITジャーナリストの星暁雄さんに書いてもらいました。また、記事の要所には星さん自身のブログへのリンクがありますので、興味がある方は参照してみてください。 AndroidがJavaの特許と著作権を侵害している? 2010年8月12日、OracleはGoogleを訴えた(関連記事)。Oracleの主張は「AndroidがJavaプラットフォームに関する特許と著作権を侵害している」というものだ。 一方Googleは翌8月13日に「訴訟には根拠がなく、Googleとオープンソース・コミュニティへの攻撃である」との声明を一部メディアを通して発表した(関連記事)。今後両社は全面対決するこ
theregister.co.uk OpenSolaris axed by Ellison Long live SoLarry’s Solaris By Timothy Prickett Morgan • Get more from this author Posted in Servers, 13th August 2010 20:19 GMT [osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM より。 OpenSolaris開発プロジェクトチームが解散させられた。 今後はSolaris 11 Expressに注力する。 Oracleによって従来の方針から180度回転された。 引き続きGnome, X11, IPS packagi
米Oracleが8月12日(現地時間)、米Googleに対して訴訟を起こした。複数の報道機関が同日に報じている。そのうちの1つ米Wall Street Journalによれば、GoogleのスマートフォンOSであるAndroidが、Oracleの持つJavaの知的所有権(IP)を侵害していることが理由であり、「適切な対処」を求めているという。 詳細は現時点で不明だが、GoogleはAndroidにおいてJavaをDalvik VMによる独自実装しており、Oracle (旧Sun Microsystems)が提供するコードを利用していない。これについてGoogleは技術的問題だとしているものの、フリーでライセンスが前提のAndroidにおいて、SunへのJavaライセンス使用料支払いを回避するための手段だと一般にいわれている。現在SunはOracleの一部となっているが、以前までSunはこう
ハイパーバイザ上で稼働するJavaVM、サーバOS不要の「JRockit Virtual Edition」、オラクルから 米オラクルが19日に発表した「JRockit Virtual Edition」は、仮想化ハイパーバイザのOracleVM上で直接動作するJavaVMです。OSレイヤを省略することによって、その上で動作するWebLogic Serverの性能が最大で30%向上したと同社は発表しています。 OS不要でJavaVMを稼働 米オラクルが19日に発表した「WebLogic Suite Virtualization Option」は、OracleVM上で動作するJavaVMの「JRockit Virtual Edition」と、Webアプリケーションサーバの「Oracle WebLogic Server」の2つで構成された製品。 名前の通り仮想環境に最適化されており、サーバ上に仮想
原文(投稿日:2010/01/29)へのリンク およそ9ヶ月の憶測と遅延の後、Oracle は EU から Sun 買収の完了へと繋がる青信号を得た。発表の後には、Oracle が Sun の技術とプラットフォームに関する将来の計画を提示する、一日がかりのイベントが続いた。 Java、JVM および代替となる JVM 言語 製品開発担当上級 VP である Thomas Kurian 氏が述べたように、Oracle は Sun HotSpot と Oracle JRokit Java 仮想マシンを統合することを計画している。また Java 開発者コミュニティを"活性化し"、新たなアプリケーション開発パラダイムを支援する Java プログラミングモデルの範囲を拡大するつもりであるとも言った。例えば、モジュール性とマルチコア処理のサポートを Java SE に追加することやマルチタッチのような新
米Oracleに買収された米Sun MicrosystemsのProject Kenaiは1月27日、公開ドメインをフェイズアウトすると発表した。具体的な閉鎖時期などはまだ未定。今後、Oracle社内でプロジェクトの可能性を探るようだ。 Project Kenaiは、2008年9月にベータ公開されたオープンソースのプロジェクトホスティングサイト。Sunの「NetBeans IDE 6.7」にも統合されている。 「Kenai.comの将来」と題した公式サイトのブログ記事によると、Oracle買収によりプロジェクトは統合プロセスに入ったとしている。その一環として、Project Kenai Betaで使われている公開ドメインをフェイズアウトするとしている。 今後、プロジェクトホスティングサイトの数を減らし、1箇所でプロジェクトホスティングソリューションを提供する方向性というが、具体的な時期や計
2010/01/28 サンの買収を完了したオラクルは、サンがこれまで展開してきた個々の製品や技術をどうしていくのか。今後の戦略について、1月27日に米オラクルがカンファレンスを開いたことは別記事に紹介した。以下では、このカンファレンスにおけるオラクル幹部の発言から、製品や技術の今後に関する言及をピックアップしてお届けする。 ソフトウェア ソフトウェア戦略担当のトマス・クリアン(Thomas Kurian)氏は、Javaは最も人気の高い開発言語」とし、今後このプログラミングモデルを新たなアプリケーション開発環境にも広げていくという。一方、Javaプラットフォームのシンプル化を進めたいとする。Java開発者コミュニティの活性化もテーマの1つだ。 次回の米国JavaOneは9月にサンフランシスコで開催される。Oracle OpenWorldと同時開催だ。また、JavaOneはブラジル、ロシア、イ
2010/01/28 米サン・マイクロシステムズの買収を1月27日(米国時間)に完了した米オラクルは同日、米国でカンファレンスを開き、2社統合後の戦略について説明した。 社長のチャールズ・フィリップス(Charles Phillips)氏は「(全盛期の)IBMを業界標準のシステムでつくる」と話した。「以前のITシステムには、(信頼性を確保した)ゴールドスタンダードというものが存在した。しかしその後分断が起こった」。IT業界は多様な製品を手作業で組み合わせる時代に入ってしまった。これを以前の状態に戻したいと同氏は説明した。「検証され、最適化され、構築された状態でシステムを届けたい。レイヤごとに違う会社の製品が入っていると、サポートも難しい。1社ですべてを提供すれば、責任のなすり合いもなく、顧客は1社を呼び出せば済むようになる」。 米オラクルは、ITシステムのワンストップショップ、ワンストップ
OracleがSunの統合計画を発表した。この合併で最大の影響を受けるIBMとMicrosoftはどう対抗すべきだろうか。 Oracleは新たに買収したSun Microsystemsの統合計画を策定しているが、この合併によってデータベース分野で最大の影響を受ける2社のライバルベンダーがIBMとMicrosoftだ。 Oracleはこの買収に伴い、MySQLを手中に収めた。同データベースはこの数年、Web2.0を活用する企業向けのソリューションとして人気が高まっている。買収が完了した今、OracleではMySQLを堅持するだけでなく、その販売、マーケティング、開発の取り組みを強化する方針だとしている。 これは、データベース分野でOracleの最大の競合企業であるIBMとMicrosoftにとって何を意味するのだろうか。IBMの場合、その答えは「たいした影響はない」ということらしい。 「IB
Oracleは米国時間1月27日、70億ドル以上に及ぶSun Microsystemsの買収を完了したことを正式に発表した。この動きにより、データベースおよびビジネスソフトウェア分野の大企業であるOracleが、ハードウェア企業としての性質を帯びることになる。 カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置くOracleは、これまでも何度かビジネスコンピューティング技術市場における強力な対抗企業と渡り合うために大企業の買収へと踏み切ってきた。その買収は、時には敵対的買収を仕かける形を取り、時には規制当局による反対を乗り越えて実現してきた。今回のSun Microsystemsの買収においては、Sunの手がけるオープンソースの「MySQL」データベースソフトウェア事業がOracle傘下になる点を懸念した独占禁止監視当局を納得させることが障害となっていた。 しかしながら、欧州委員会は現地時間1月
米Oracleは1月27日、米Sun Microsystemsの買収が完了したと発表した。世界での組織再編は各国の法律に従って進めるとしている。 Oracleは2009年4月20日にSunを総額74億ドルの現金で買収すると発表した。当初2009年夏に取引を完了させる予定だったが、各国の独禁法当局の審査により遅れていた。 米司法省は2009年8月20日に買収を承認し、欧州委員会は2010年1月21日にようやく承認した。ロシアと中国の当局がまだ審査中だが、米Wall Street Journalによると、両国も間もなく欧州に追随するとみられている。 OracleとSunは同日、Sun製品に関するロードマップ発表会を開催する。 企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
1月21日、欧州員会はオラクルによるサン・マイクロシステムズの買収を承認しました(米オラクルによるプレスリリース)(Wordファイル))。 その同じ日、サン・マイクロシステムズでJavaの生みの親とも言われるジェームス・ゴスリング氏はブログにサン・マイクロシステムズのお墓の絵を載せていました。 Linuxのマスコットであるタックスと、Javaのマスコットであるデュークが手を合わせている墓石には「The Network IS」と刻まれているようです。 この翌日、ゴスリング氏はブログで次のように書いています。 OK, it's time to look forward... Enough of being maudlin, it's time to look forward to being a unified company: オーケー、前を向くときが来た もう十分泣き続けた、1つの企業とし
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます MySQLの開発者の1人であるMichael "Monty" Widenius氏が創業したMonty Program Abが、OracleによるSun Microsystems買収を阻止するための嘆願書の署名を募集開始した。「Save MySQL」サイトでは、「MySQLの成功は、背後でこれを開発、販売、プロモーションする企業に依存してきた」として、これまでの企業(MySQL AB、Sun)は知的所有権を維持して、これを使って収入を得ては開発に投資してきたと述べたうえで、これがMySQLの競合であるOracleの手に渡ることに警鐘を鳴らしている。
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Sun買収の完了を急ぐOracleが欧州委員会による承認を目指し、MySQLのコミュニティー版開発やベンダーによるAPI利用に関する具体的な“公約”を発表した。 米Oracleは12月14日、同社による米Sun Microsystems買収について審査している欧州委員会の懸念を除くため、MySQLに関する10の約束を発表した。 欧州委員会は、OracleがSunの買収によりオープンソースのデータベース最大手のMySQLを獲得することが、データベース市場における競争に悪影響を及ぼすことを懸念しており、2010年1月27日の決定に向けて同買収取引を審査している。 Oracleは欧州委員会とこの懸念に関して建設的な話し合いを行ったとし、委員会に同社の意向を再確認してもらうため、話し合いで取り決めた約束を公開するという。約束は以下の通り。 MySQLのStorage Engine APIの継続 M
欧州委員会がこのままOracleによるSunの買収を認めればMySQLの未来はないとして、マイケル・“モンティ”・ウィデニウス氏がコミュニティーに向けて嘆願メールの送信を呼び掛けている。 MySQLの作成者であるマイケル・“モンティ”・ウィデニウス氏は12月12日、自身のブログで、MySQLを救うため欧州委員会に働き掛けるようオープンソースコミュニティーに呼び掛けた。 米Oracleが4月20日に発表した米Sun Microsystemsの買収は、現在欧州委員会の承認を待っている段階。欧州委員会は、OracleがSunの買収によりオープンソースのデータベース最大手のMySQLを獲得することが、データベース市場における競争に悪影響を及ぼすことを懸念している。 ウィデニウス氏は、欧州委員会をMySQLを守るための“最後の希望”であるとし、コミュニティーから委員会にMySQL保護を訴えるメールを
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