アゴラでは、延々と「光の道」をめぐる論争が続いてきましたが、きのうの孫正義社長と夏野剛氏との討論で「合意しないことに合意した」ので、これまでの論点をまとめておきます: 全世帯をFTTH化するというソフトバンクの計画は、NTTなどの合意を得ておらず、今後も得ることがきわめてむずかしい。 NTTの構造分離はFTTHとは論理的に別であり、これをバンドルするとソフトバンク案はさらにむずかしくなる。 他方、交換機を撤去してオールIP化する計画は、NTTも今年の秋に出す予定で、ほとんどの関係者の合意が得られるだろう(これは全員が合意)。 全国をブロードバンド化するコストも、FTTHでは3兆円だがDSLなら600億円ですむので、FTTHの義務づけは効率が悪い(孫氏は「DSLのコストはもっと高い」とのこと)。 緊急の問題は、来月にも結論が出て、その後は10年ぐらい変えられないUHF帯の周波数割り当て。 日
2010年06月18日02:09 カテゴリIT 「光の道」討論について 孫正義さんと夏野剛さんとの鼎談が終わった。内容は予想どおりだったが、孫さんが私のブログ記事を全部読んで130ページものプレゼンテーションを持ってこられたのには驚いた。こういうサプライズを演出するところがうまいと思った。 私の疑問に思っていたアクセス回線会社の分離方式については、「AT&T方式」ということで明快な回答があった。しかしこれだと公開会社なので、その経営方針は株主が決めるため、ソフトバンクの全面FTTH化が実施されるかどうかはわからない(これは孫さんも認めた)。 逆にソフトバンクの計算が100%正しければ、構造分離しなくてもNTTの株主は全面FTTH化を選ぶだろう。つまりFTTH化と構造分離は別の問題なのだ。この点は私より夏野さんのほうが孫さんに食い下がって、論点が明確になった。 Ustreamを見ていただくと
iPhoneはその誕生以来、基本的にシングルタスキングのデバイスだった。特定のApple製アプリ以外、2つ以上の作業を同時にこなせなかった。それが新しい基本ソフトのバージョンアップ(iOS4)ではマルチタスキングになる。Apple製以外のアプリでも2つ以上の作業が可能になるわけだ。 6月21日に無料リリースが始まるiOS4をインストールすると、iPhoneはどのようなことが可能になるのだろうか。 ユーザーからの強い要望があったにも関わらず、Appleが長い間シングルタスキングにこだわっていたのは、マルチタスキングにすると処理スピードが低下したりバッテリーの減るのが速くなったりするからだといわれる。 ところがiPhone3GS、iPhone4といったハード面での進化にともない、処理速度や電池のもちが十分になったことで、ソフト面でのマルチタスキングを可能にしたようだ。なのでiPhone3G以前
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