ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (128)

  • アンチフラジャイル : 池田信夫 blog

    2013年01月31日11:48 カテゴリ アンチフラジャイル タレブの新しいのタイトルは、Antifragile。これは彼の造語で、「反脆弱」と訳すとよくあるセキュリティの話みたいだが、書の内容はその逆に「ボラティリティを愛すること」のすすめである。 もともとイノベーションについて書く予定だったらしいが、結果的には巨大システムの脆弱性についてのになった。前著『ブラック・スワン』よりかなり難解だが、ポイントは彼の福島事故についてのコメントに要約されている。日人は小さな失敗をきびしく罰するので、人々は小さくてよく起こる失敗を減らし、大きくてまれな失敗を無視する。アメリカは小さな失敗にも大きな失敗にも寛容だ。私は大きな失敗はよくないと思うが、小さな失敗はむしろ好ましいと思う。イノベーションは、小さな失敗の積み重ねだ。[・・・]ボラティリティを恐れることが世界を脆弱にしている。自然はボ

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    bokunaru 2013/05/11
  • 自由報道協会の解散について : 池田信夫 blog

    2013年04月01日00:00 カテゴリ冗談 自由報道協会の解散について きのう自由報道協会の理事会から、標記のような電子メールが届いたので、原文のまま掲載する。拝啓 池田信夫様(cc: 株式会社アゴラ研究所・NHNジャパン株式会社) 突然のお知らせで恐縮ですが、公益社団法人自由報道協会(代表理事・上杉隆)は2013年3月31日をもって解散致しました。 来なら全理事で決定すべきところですが、上杉代表理事が行方不明で連絡が取れないため、彼以外の11人の理事で理事会を開いて協議した結果、「協会にはもう活動実態がなく、財政的にも存続不可能になった」との意見が多数を占めたため、理事全員が辞任し、会としての活動を休止することを決定致しました。 しかし解散の最大の原因は財政問題ではなく、先日辞任した畠山元理事が述べているように、上杉氏についての数々の疑惑に彼が一度も答えなかったことです。上杉氏が昨

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    bokunaru 2013/04/01
  • 「公害病」の虚実 : 池田信夫 blog

    2011年09月18日12:06 カテゴリエネルギー 「公害病」の虚実 最近の原発事故をめぐる常軌を逸した報道は、70年代の公害問題と似てきた。当時、NHKは公害報道の旗手だった。新聞や商業放送(とNHKでは呼んでいた)がスポンサーとの関係でふれにくい大気汚染や水質汚染の問題を積極的に報道し、多くのすぐれたドキュメンタリーも制作された。しかし現在の科学的知識で考えると、当時の公害報道には科学的根拠のないものが少なくない。 その一つが、有害物質として禁止されたPCB(ポリ塩化ビフェニール)である。これは1万人以上が中毒になったカネミ油症事件の原因とされた。絶縁材などに広く使われ、特に瀬戸内海の魚からPCB汚染が検出されたことをNHKがスクープし、全国で魚が売れなくなるパニックが発生した。PCBの製造・輸入は禁止され、それを使った製品はすべて廃棄され、いまだに最終処分法が決まらないまま大量に貯

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    bokunaru 2011/09/19
  • 言論の自由を圧殺する「自由報道協会」 : 池田信夫 blog

    2011年07月21日20:00 カテゴリその他 言論の自由を圧殺する「自由報道協会」 放射能デマを取り上げるとかえってパニックを拡大するので、いつもは無視しているのだが、広瀬隆氏と明石昇二郎氏が行なった刑事告発は悪質なので、事実関係を訂正しておきたい。 彼らは32人を東京地検に告発しているが、告発なんて誰でもできるもので、それ自体は犯罪に関与していることを意味しない。普通のメディアは無視しているが、「自由報道協会」は彼らに記者会見させ、それをニュースメディアではBLOGOSだけが報じている。 この刑事告発が悪質なのは、行政の責任者だけではなく、山下俊一氏(福島県立医大副学長)などの専門家も対象にし、犯罪者として立件するよう求めていることだ。山下氏は、長崎の被爆者などの調査をもとに「100mSv以下の被曝と発癌率には因果関係がない」という結果を発表し、今回の事故についても福島県の放射線健康

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    bokunaru 2011/07/22
  • 携帯電磁波の人体影響 : 池田信夫 blog

    2011年07月18日09:06 カテゴリ 携帯電磁波の人体影響 きのう孫正義氏に初めて携帯の電磁波問題について答えていただいた。自社に不利な情報についてもちゃんとコメントするのは立派だと思うが、全体像をご存じないようなので、書を紹介しておこう。 中西準子氏も指摘するように、電磁波の健康への影響は昔から多くの研究者が報告してきたが、日のマスコミは無視してきた。携帯電話会社は、電力会社を上回る大スポンサーだからである。しかしWHOが携帯電話を発癌物質に指定して、書にある多くの調査結果が世界のメディアで紹介されるようになった。 スウェーデンのカロリンスカ研究所は「10年以上の携帯電話利用者は聴神経の腫瘍を発症するリスクが3.9倍になる」と発表した。 テルアビブ大学は、長期の携帯電話利用によって耳下腺腫瘍の発症率は1.5倍になるという調査結果を出し、米上院の公聴会でも発表した。 2008

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    bokunaru 2011/07/19
  • エネルギー論争の盲点 : 池田信夫 blog

    2011年07月13日18:48 カテゴリエネルギー エネルギー論争の盲点 首相が記者会見をして「脱・原発依存」の方針を打ち出したが、時期もわからない中身のない話だった。彼が宣言するまでもなく、日で原発の新規建設は当分、無理であり、脱原発は進むだろう。問題はそれを何で埋めるのかということだ。 けさの朝日新聞は1面で「原発ゼロ社会」なるものを提言しているが、その中身はまた「原発か自然エネルギーか」という勧善懲悪のプロパガンダである。書はこうした通俗的な話とは違い、エネルギー問題のプロが客観的データをもとに日のエネルギー戦略を論じたものだ。 朝日新聞のいうように原発をゼロにしたら電力供給は3割減るが、再生可能エネルギーでそれを埋めることができるのだろうか? 著者も指摘するように、そんなのは何度も繰り返されたお伽話である。再生可能エネルギーのブームが始まったのは70年代の石油危機の後だが

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    bokunaru 2011/07/13
  • 賠償スキームの謎 : 池田信夫 blog

    2011年05月17日01:46 カテゴリエネルギー 賠償スキームの謎 きのう次期リーダーのナンバーワンに選ばれた河野太郎氏に、BLOGOSチャンネルでインタビューした。最大の話題は、もちろん先週出てきた「賠償スキーム」だ。東電を丸ごと救済して株主を守る一方、債権放棄を求める政府の方針は支離滅裂だが、なぜこんな案が出てきたのだろうか。 Video streaming by Ustream河野氏の見立ては「一般会計からビタ一文も出したくない財務省の仕掛け」だが、私の聞いた話は「(メインバンクの)三井住友の持ち回ったパワーポイントとそっくり」というものだ。初期に三井住友の流した案は、政府の設立する「原発賠償機構」が賠償を立て替え、その請求する賠償金を(今のまま存続する)東電が支払うというものだったが、閣僚会議で決まったスキームでは、賠償を行なうのは東電で、賠償機構はそこに出資するだけだ。 いず

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    bokunaru 2011/05/17
  • 奉加帳ふたたび : 池田信夫 blog

    2011年05月03日21:54 カテゴリエネルギー経済 奉加帳ふたたび 東電救済の「政府原案」なるものの微妙に違うバージョンが、あちこちにリークされている。朝日新聞に流れている案では、電力各社でつくる「賠償機構」が東電の返済を支援し、賠償総額4兆円のうち東電が2兆円を負担する。あと2兆円を電力各社が賠償機構への「負担金」として10年にわたって負担するという。 この案については星=カシャップ=シェーデや高橋洋一氏の批判がある。要するに変な「機構」をつくらないで、普通に会社更生法で処理するべきだという話だ。私も同様のコラムを書いたが、法的には厄介な問題があるようだ。 Bewaad氏(某官庁のキャリア官僚と思われる)によると、会社更生法で東電を破綻処理すると、株主は100%損失を負担するが、その次は高橋氏のいうように社債の所有者が損失を負担するのではなく、被災者の損害賠償請求権がカットされると

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    bokunaru 2011/05/04
  • 原発の常識 : 池田信夫 blog

    2011年04月05日00:53 カテゴリエネルギー経済 原発の常識 原発をめぐる論争は「枯れた」分野で、ほとんどの論点は80年代までに出尽くした。私も昔、たくさん原発の番組をやったが、そのころと基的な考え方は変わらない。そういうことも知らないで孫正義氏までが古いレコードを再生するのは電力の浪費なので、Togetterでもまとめたが、ここで常識を簡単にリストアップしておこう:軽水炉は工学的には危険である:水を冷却材に使っているので、それが抜けると燃料棒が溶融して炉を破壊する可能性が排除できない。 実際には重大事故は少ない:チェルノブイリ以外にも共産圏では重大な事故が起こったが、西側諸国では作業員が数人死亡する程度の事故しか起こっていない。 死亡率でみると、石油火力や石炭火力は原子力より危険である:採掘だけではなく、燃焼によって大気中に出る汚染による被害も化石燃料のほうが大きい。 環境汚染

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    bokunaru 2011/04/06
  • 啓蒙の弁証法(アーカイブ記事) : 池田信夫 blog

    2011年03月07日01:08 カテゴリその他 啓蒙の弁証法(アーカイブ記事) 気候変動問題は、ある意味でフランス革命以来の啓蒙思想の極北である。それは世界を(人間には変えられない)神の秩序と考えたキリスト教に代わって、人間が神になって世界を改造する思想である。 啓蒙的な合理主義は、神話のように世界の意味を説明するのではなく、テクノロジーで自然を改造して支配する。そこで重要なのは自然の支配から逃れることではなく、それを人間が支配するための有用な知識であり、世界のどこでも有効な普遍性である。 それは大きな成功を収め、今や啓蒙的な西欧圏とそれ以外の差は歴然たるものだ。それよりはるかに古い歴史と伝統をもつ中国も、論文引用数でアメリカと争うようになった。そして現代を人間が地球を改造した「人新世」と呼び、ついには大気の組成を変えて地球の生態系を救おうとするドン・キホーテ的な活動家も出てきた。 アド

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    bokunaru 2011/03/07
  • 「男系男子」の天皇は藤原氏の傀儡政権 : 池田信夫 blog

    2011年02月27日09:51 カテゴリその他 「男系男子」の天皇は藤原氏の傀儡政権 島田裕巳氏の「国民は悠仁天皇より愛子天皇を望んでいる」という記事が話題を呼んでいる。批判する人は相変わらず「男系の皇統」を根拠にしているが、これは明治時代に井上毅のつくったフィクションであり、江戸時代までそんな伝統はなかった。 天皇家の系図がたどれるのは継体天皇からだが、『日書紀』は継体を垂仁天皇の女系の8世の子孫としている。持統天皇の女系の孫が文武天皇、元明天皇の女系の娘が元正天皇、元正天皇の女系の甥が聖武天皇である。 天皇家の系図(赤は女帝) 男系の皇統を主張する人は、女帝は男系で継承する中継ぎだったというが、それは逆である。少なくとも持統の時代までは、女系(あるいは双系)で継承するのが筋だった。それは持統の時代に編纂された『古事記』で、アマテラスが女神であることからもわかる。そのモデルは持統天

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    bokunaru 2011/02/27
  • 「無縁社会」キャンペーンの恥ずかしさ : 池田信夫 blog

    2011年02月13日14:20 カテゴリメディア 「無縁社会」キャンペーンの恥ずかしさ 昨夜のNHKの「無縁社会」の番組が、あちこちで話題になっている。私は「働く世代の孤立を防げ」というタイトルだけで見る気がしなかったが、内容は想像以上に恥ずかしいものだったようだ。それは上のイラストからも感じられるが、きわめつけがスタッフの作ったとみられる自作自演のつぶやきだ。 朝日新聞の「孤族」キャンペーンとも共通するのは、日来「有縁社会」で、その縁が失われるのは嘆かわしいという湿っぽいノスタルジアだ。しかし島田裕巳氏も指摘するように、人々は経済成長によって縁を失ったのではなく、高度成長期に自由で豊かな生活にあこがれて都市に集まり、みずから「無縁化」したのだ。小池和男氏などの調査でも明らかなように、日人が「社縁」の好きな会社人間だというのも幻想である。 ところがNHKは、この問題を逆に見て「2

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    bokunaru 2011/02/13
  • 就活の映す「泥舟化する日本」 : 池田信夫 blog

    2011年01月27日09:55 カテゴリ経済 就活の映す「泥舟化する日」 きのうのアゴラ就職セミナーは満員で、すごい熱気だった。特に学生からの質問が切実で、「企業が何を求めているのかわからない」とか「私の大学はもともと相手にされてないのだろうか」といった不安が大きいことがよくわかった。 城さんの話のポイントは、日の会社が「2階建て」になっていて、2階の大企業の正社員が「ローリスク・ハイリターン」である構造を前提にすると、学生の大企業志向はやむをえないということだった。このような二重構造が日の労働市場を非効率にしているのだが、学生がそれを変えることはできない。とりあえず2階にもぐりこむノウハウを身につけるしかない。 皮肉なのは、労働者に要求されるスキルと大学教育のギャップが大きくなって、学歴の意味があまりなくなっているのに、逆に学歴差別が激化していることだ。かつては物理的に制約されて

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    bokunaru 2011/01/27
  • ソーシャル・ネットワーク : 池田信夫 blog

    2011年01月15日23:28 カテゴリIT科学/文化 ソーシャル・ネットワーク 話題の映画を見てきた。前評判ほどではないが、よくできた娯楽映画だ。Facebookのテクノロジーをめぐる話はほとんど出てこず、青春ドラマと金もうけと訴訟というハリウッド的ストーリーで、Facebookのユーザーでなくても楽しめるようにできているが、ユーザーが見ると不満が残るだろう。 原作は、ザッカーバーグとともにFacebookを立ち上げて裏切られた人物へのインタビューにもとづいて書かれているので、ザッカーバーグは人間関係がへたで利己的なオタクとして描かれているが、グーグルの創立者のような優等生より映画の主人公としてはおもしろい。 印象に残ったのは、ハーバード大学の鼻持ちならないエリート主義をどぎつく描いているところだ。ザッカーバーグは恋人に「ボストン大学で勉強なんかしたってしょうがないだろ」と言って、"a

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    bokunaru 2011/01/16
  • 日本の会社はなぜ転勤が多いのか : 池田信夫 blog

    2011年01月15日12:10 カテゴリ経済 日の会社はなぜ転勤が多いのか きのう「たかじんのそこまで言って委員会」という東京では見られない番組で話題になったことだが、放送に出るかどうかわからないので、ちょっとメモしておこう。 日政治報道が「政局報道」でしかないのは丸山眞男以来、指摘されていることだ。その一つの原因は政治が政策で動いていないからだが、もう一つは記者が政策を理解していないからだ。記者クラブのローテーションは半年単位で、1~2年でクラブを転々とし、5年ぐらいたったら地方に転勤する。40歳すぎると管理職になるので、取材しているのはほとんど政治に素人の30代のサラリーマンなのだ。 これはマスコミだけではなく、日のほとんどの会社と同じだ。日人は転勤というのは当たり前だと思っているだろうが、外資ではトップクラスの幹部を海外法人に派遣するような戦略的な人事にしか見られない。I

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    bokunaru 2011/01/15
  • NHKの逃した最後の(?)チャンス : 池田信夫 blog

    2011年01月12日21:11 カテゴリメディア NHKの逃した最後の(?)チャンス 会長問題のドタバタに関連して週刊誌に電話でコメントを求められたが、私はもう電話コメントには応じないことにしたので、悪しからず。JBpressにも書いたように、こういう田舎芝居は毎度のことで、むしろ何もなかったことが珍しい。 NHKの会長といえば世間的には格好がいいが、権限はほとんどない。NHKの経営方針は、実質的には経営企画局や技術局などで立案されて理事会で決まる「官僚主導」である。これを是正するのは、霞ヶ関以上にむずかしい。それは放送の仕事が特殊で、役所のように常識で判断しにくいからだ。たとえば来年の大河ドラマで何をやるかという問題を、ビール会社出身の会長が判断することはできない。技術的な問題は、もっとわからない。 これはNHK官僚がバカや悪党だということではない。むしろ今の副会長・理事のうち、私の知

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    bokunaru 2011/01/12
  • 雇用規制から雇用創造へ : 池田信夫 blog

    2011年01月08日14:43 カテゴリ経済 雇用規制から雇用創造へ 正月に湯浅誠氏からツイッターをもらった。彼の「年越しSOS電話相談」のつぶやきをRTしたお礼である。@ikedanob ありがとうございました。ツイッター経由で20代の方から相談がありました。年末で「派遣切り」通告され、寮から追われるところでした。また最後の所持金で入ったネットカフェの検索でヒットしたという30歳の方もいました。「消えようと思っていた」と。彼のこうした努力は貴重だが、申し訳ないが私は『シーシュポスの神話』を連想してしまう。彼らが一人一人の労働者を救済しても、民主党は製造業の派遣労働者50万人の職を奪う法改正をしようとしている。「職を増やすことを考えないと、いたちごっこでしょ」と質問しても、彼は答えない。辻元清美氏に「規制を強化したら派遣労働者が職を失う」と言っても答えない。 ある党の元党首の勉強会ににま

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    bokunaru 2011/01/09
  • ゲーム理論についてのよくある誤解 : 池田信夫 blog

    2011年01月02日19:59 カテゴリ経済テクニカル ゲーム理論についてのよくある誤解 橘玲氏の「サラリーマンはどのように絶滅していくのか?」というブログ記事で、ゲーム理論が誤って解説されている。こういう誤解はよくあるが、彼はよく読まれる作家らしいので、間違った話を繰り返すのはよくない。最大の間違いは、この記事と彼が引用している「アメリカはなぜ銃社会なのか?」という記事で異なる均衡を「ナッシュ均衡」という言葉で一くくりにしていることだ。 協力裏切協力 2  0 裏切 3  1 米国日米国 2  0 日 0  1 図は自分(左欄)と他人(上欄)の行動に対応する自分の利益(ペイオフ)をそれぞれ横軸と縦軸に書いた行列で、たとえば左の図は「自分も他人も協力したら利益は2、自分が協力して他人が裏切ったら0」などと読む(ペイオフは対称とする)。 銃規制(左側)は、私が4年前の記事でも書いたよう

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    bokunaru 2011/01/02
  • 今年のベスト10(本) : 池田信夫 blog

    2010年12月18日13:10 カテゴリ 今年のベスト10() 今年のベストワンは、文句なしに1。研究者はみんな原著で読んでいるだろうが、契約理論の古典が15年ぶりに翻訳されたのはめでたい。不完備契約とか残余請求権といった訳語は日語としてはまずいが、現代の企業組織やガバナンスを理解する上で不可欠の概念である。 2は2008年の金融危機をグローバルな視野から分析するもので、今のところこの種ののベスト。3は昨年のだが、Northが経済史を「暴力」の概念で再構築しようという意欲作。4は教科書だが、生産性を技術よりも人的資源の観点からとらえている。5は知的財産権を全面的に否定する問題作。企業 契約 金融構造 Fault Lines Violence and Social Orders 経済成長 <反>知的独占 自我の源泉 The Microtheory of Innovative En

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    bokunaru 2010/12/30
  • デフレ対策にフリーランチはない : 池田信夫 blog

    2010年12月30日00:45 カテゴリ経済テクニカル デフレ対策にフリーランチはない 大晦日の夜10時30分から現代ビジネスのUstream討論に出て、12時半に終わったらテレビ朝日に直行して1時半から「朝まで生テレビ」という、レコ大から紅白に移動するようなスケジュールで6時間も討論会につきあうはめになった。他の出演者をみると、またリフレ論争になりそうだが、初歩的な話を繰り返すのは時間の無駄なので、予習しておこう(おさらいなので、今までの記事を読んだ人は読む必要はない)。 まず高橋洋一氏のいう「ベースマネーの上昇率と物価上昇率には強い相関関係がある」という話は、明白に誤りである。上の図は日銀の供給するベースマネー(青)と消費者物価指数(赤)の対前年比だが、何の関係もない。したがって準備預金を積み増す量的緩和には意味がなく、それによって「円高を防ぐ」こともできない。 他方、物価を引き上げ

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    bokunaru 2010/12/30