「奇想天外で野心的な課題」に挑戦することが条件で、年300万円を上限に研究費を支給する。失敗も許容するという、中央官庁としては異例の事業となる。 今年度の情報通信に関する研究開発の委託事業に、「独創的な人向け特別枠」を設ける。パソコンや携帯電話で革新を成し遂げた一方、ユニークな人格でも知られていた、米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏のような人材の育成を目指す。 研究費に加え、著名な技術者やベンチャー起業家などから助言を受けられるなど研究環境も支援する。6月末に募集を始め、面談などの選考を経て10件程度を採用する。