EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
クラウド・モデルの適用で考慮すべき観点は何か ― 昨今、自社におけるクラウド・コンピューティングの活用が、業種や規模を問わず共通のキーワードとなっています。IT資産を所有せずサービスを利用するというクラウド・モデルをどのように捉えていますか。 ビジネスでのインターネット利用が本格化し、企業のコンピュータ・システムはインターネットを前提に設計されるようになりました。その流れに沿っていけば、リソースの共用化やアセットレスというクラウドの考え方は、ごく自然な利用形態として受け入れることができると思います。 日本の企業にとって最大のハードルとなるのは、長年の習慣で培われた、情報システムの構築・運用に対する考え方かもしれません。よくある、あらゆるシステムを自社の業務に合わせてカスタマイズして競争力を高めるという考え方が染みついている企業だと、クラウドの考え方をなかなか受け入れることができないでしょう
「電話の通信とインターネットは別物である」という認識の欠如 ― IIJが日本初の商用インターネット接続サービスを立ち上げて18年になります。鈴木さんから見て、インターネットという技術は成熟の域に達したのでしょうか。 海外に比べて、日本のユーザーの意識は遅れていると言わざるをえません。今に至っても、電話とインターネットが通信の概念としてまったく別物であるという認識が欠如している人が多いと思います。電話の発展の延長線上にインターネットがあるといった捉え方では、怖さも含めたインターネットの本質に辿り着くことができない。 このことは私たち提供者の側にも責任がありますが、なかでも政府や大手企業のリーダーたちの認識の欠如には少し呆れています。彼らには、インターネットの登場で技術基盤がガラリと変わって、その上でコンピュータや通信の仕組みをどう設計するかということをあらためて正しく理解してほしいと思います
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