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ブックマーク / www.riken.jp (7)

  • ゲノムとAIにより食道がんの術前化学療法の効果を予測

    理化学研究所(理研)生命医科学研究センターがんゲノム研究チームの笹川翔太研究員、中川英刀チームリーダー、近畿大学医学部外科学教室上部消化管部門の安田卓司主任教授、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター免疫細胞治療学講座の垣見和宏特任教授らの共同研究グループは、道がんの全ゲノムおよびRNA発現データから腫瘍ゲノムのコピー数異常[1]と腫瘍内の免疫動態を解析し、人工知能AI)[2]を実現するための手法である機械学習[2]を用いて、術前化学療法の効果を予測することに成功しました。 研究成果は、事前にがん化学療法の効果を予測するがん精密医療や、新しいがん免疫療法の開発に貢献すると期待できます。 今回、共同研究グループは、化学療法開始前に採取した141例の道がん組織の全ゲノムシークエンス解析[3]およびRNAシークエンス解析[3]を行い、化学療法の効果との関連性を調べました。その結果、が

    ゲノムとAIにより食道がんの術前化学療法の効果を予測
  • 毒のないジャガイモ | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター統合メタボロミクス研究グループの梅基直行上級研究員、斉藤和季グループディレクター、大阪大学大学院の村中俊哉教授、神戸大学大学院の水谷正治准教授らの共同研究グループは、ジャガイモに含まれる有毒物質であるソラニンなどの「ステロイドグリコアルカロイド(SGA)[1]」の生合成に関わる遺伝子「PGA1」と「PGA2」を同定し、これらの遺伝子発現を抑制するとSGAを作らなくなるとともに、ジャガイモの萌芽を制御できる可能性を発見しました。 ジャガイモは塊茎[2](かいけい)の緑化した皮の周辺と塊茎から出る芽にSGAが高濃度に蓄積されます。SGA含量が少ないと“えぐみ”などの嫌な味の原因となり、SGA含量が多くなると中毒を引き起こします。そのため、ジャガイモのSGA含量を低く抑えることは、ジャガイモ育種において重要かつ不可欠です。 また、ジャガイモには

  • 超伝導回路を用いてパラメトロンを実現 | 理化学研究所

    ポイント SQUIDを超伝導共振器の回路に組み込んでパラメトロンを作製 量子ビットの読み出しに応用、90%を超える精度の単一試行読み出しに成功 1回の測定で正確な量子ビット状態を読み出せる「量子エラー訂正」に応用可能 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、超伝導回路を用いたパラメトロン[1]を作製し、量子ビット[2]の読み出しに応用したところ90%を超える精度での単一試行読み出しに成功しました。量子計算機の実現に必須な技術である量子エラー訂正に必要な、「単一試行による高精度読み出し[3]」に応用可能な成果です。これは、理研創発物性科学研究センター(十倉好紀センター長)巨視的量子コヒーレンス研究チームの蔡 兆申(ツァイ・ヅァオシェン)チームリーダーらの研究チームと、日電気株式会社、東京大学、東京医科歯科大学、米国マサチューセッツ工科大学との共同研究グループの成果です。 パラメトロン

  • ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒の解明へ | 理化学研究所

    ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒の解明へ -ガスが最後に放つ高エネルギーX線を初めて捉えた!- ポイント 「すざく」衛星に搭載した硬X線検出器で10億度超の高温ガスを測定 高温ガスがブラックホールに消える瞬間、急激に加熱されることを発見 ブラックホール存在の直接証明に一歩前進。次期衛星で更なる飛躍へ 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)、京都大学、日大学、東京大学は、代表的なブラックホール天体である「はくちょう座X-1」[1]をX線観測衛星「すざく」[2]で観測し、ブラックホールに高温ガス[3]が落ち込む最後の100分の1秒[4]に、10億度以上にまで急激に加熱され、高エネルギーX線を出すことを突き止めました。これにより、ブラックホールの直接的な証明に一歩近づくことができました。これは、理研仁科加速器研究センター(延與秀人センター長)玉川高エネルギー宇宙物理研究室の山田真

  • 米・重イオン衝突型加速器「RHIC」で、4兆度の超高温状態を実現 | 理化学研究所

    米・重イオン衝突型加速器「RHIC」で、4兆度の超高温状態を実現 -原子は熔け「完全液体」となり、宇宙創成時のクォークスープを生み出す高温に- ポイント 金の原子核同士を限りなく光速に近い速度で衝突させ、発生する光で温度測定 陽子や中性子を融かしてクォーク・グルーオンからなるプラズマを生成 実験室で実現してきた温度の最高記録を達成、宇宙創成の謎解きに貢献 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK 鈴木厚人 機構長)を中心とする研究グループは、米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)の国際共同研究で、相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)※1を用い、太陽中心温度の25万倍も高い、約4兆度の超高温状態を初めて実験室で実現することに成功しました。この高温状態では、宇宙をつくる元素の構成要素である陽子・中性子が融けて、クォーク※2・グ

  • 超並列分子動力学計算ソフトウェア「GENESIS」を開発 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所(理研)計算科学研究機構粒子系生物物理研究チームの杉田有治チームリーダー、ジェウン・ジョン研究員、杉田理論分子科学研究室の森貴治研究員らの共同研究チーム※は、生体分子の運動を1分子レベルから細胞レベルまでの幅広い空間スケールで解析可能なシミュレーションソフトウェア「GENESIS」を開発し、5月8日からオープンソースソフトウェアとして無償で公開します。 近年、計算機によるシミュレーションは、実験、理論に次ぐ第3の解析手法として、さまざまな分野で活用されています。生命科学では分子動力学法[1]と呼ばれるシミュレーション技法が、タンパク質の立体構造予測や、酵素反応のメカニズムの解明、薬の理論設計などに広く応用されています。分子動力学法は粒子間相互作用[2]をクーロンの法則などの物理法則に基づいて計算し、ニュートンの運動方程式F = maを解くことで分子の動きをコンピュータ内で

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