95歳で亡くなった創価学会・名誉会長の池田大作氏が戦後の日本政治に与えた影響は少なくない。 とりわけ、日本独自の平和外交路線が国内政治の文脈にとどまらず世界に広がった背景には、池田大作氏と創価学会の存在がある。 充足しているはずの現代社会で生きる指針や心の拠り所をなくした人々が増える中、今後の宗教に求められる役割とは何か。 (山本一郎:財団法人情報法制研究所 事務局次長・上席研究員) 11月15日、創価学会の名誉会長であった池田大作さんが95歳で亡くなられていたことが報じられました。 一般には、池田大作さんの消息が明確には伝わっていない時期も長かったことから、ことを正面から受け止め切れない国民も多かったのではないかと思います。ご健在であることが当たり前すぎて、フリーレン状態になる予定なのかとすら思っておりました。 キリスト教的な表現で恐縮ですが、池田大作さんの魂に平安があらんことを深くお祈