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2012年6月22日のブックマーク (4件)

  • 本の記事 : 本屋さんの逆襲(3) 朝採り野菜で女心つかむ - 中村真理子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「もうすぐナスが入るよ」。春キャベツ、新ジャガ、ズッキーニ。ここは千葉市内の商店街にある「中島書店」。れっきとした書店に、朝採れたての野菜が南房総の館山から届く。 昨年1月、店の奥のコミック売り場をずらして常設の野菜直売所を作った。そばの棚には「ニンジンの奇跡」「とれたて野菜レシピ」といった料理に関連するを並べている。 きっかけは近くの定屋だった。中島浩社長が野菜の濃い味を気に入り、自宅でも宅配の利用を始めた。「あまりにもおいしいので、お客さんにも知ってほしい」と店で置くことに。 館山から週5日、野菜を届けるのは「クリーンライフカントリー」の浜崎光雄さん夫。「面白いシチュエーションだけどとは関連ないかな」という浜崎さんの予想は良い方へ裏切られた。「を見ているお客さんも、実はこっちの話に耳を傾けているんですよ」 「おいしくべるには」「レシピならこのが」と女性たちの野菜談議は

    本の記事 : 本屋さんの逆襲(3) 朝採り野菜で女心つかむ - 中村真理子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 朝日新聞デジタル:松丸本舗の「文脈棚」監修・松岡正剛に聞く「書店のこれから」 - 文化トピックス - 文化

    印刷 メール 松丸舗の「文脈棚」監修・松岡正剛に聞く「書店のこれから」 松岡正剛さん=倉田貴志撮影 全国の書店数の推移 ネット書店に対抗しようと、街の屋さんは頭をひねっている。答えのひとつが「文脈棚」。を著者別や分野別でなく「意味」でつなげて棚に並べる。この手法で実績をあげているのが東京駅そばの丸善丸の内店4階にある「松丸舗」。監修する松岡正剛・編集工学研究所長に、書店のこれからについて聞いた。 ■ネット対抗策、奏功 ――「松丸舗」の棚はぐるぐると渦巻くように並んでいます。の並びも、たとえば、岩波文庫の『ブッダのことば』から、マンガの『テルマエ・ロマエ』、文庫クセジュの『古代ローマの日常生活』と続き、ホメロス『オデュッセイア』からダンテ『神曲』へ、となっています。その結果、過去2年間の人気の著者は、1位がダンテ、2位は白川静、3位に寺田寅彦。4位が萩尾望都、5位に岡潔と、ほ

    朝日新聞デジタル:松丸本舗の「文脈棚」監修・松岡正剛に聞く「書店のこれから」 - 文化トピックス - 文化
  • インタビュー:本の時間対談:池澤夏樹×堀江敏幸- 毎日jp(毎日新聞)

    ★Monthly Book Time Special Talk ◇対談書評を通して互いに耳を傾け 毎日新聞に二十年にわたって続いている書評欄「今週の棚」が丸谷才一さんと池澤夏樹さんの編集により全三冊の書評として上梓されることになった。第一巻は『愉快なと立派な 毎日新聞「今週の棚」20年名作選 1992〜1997』。 それに先立って堀江敏幸さんは各紙誌で執筆してきた書評を約十年分収録した『振り子で言葉を探るように』を出版した。を愛してやまない池澤さんと堀江さんが考える、読むこと、書くこと、そして評することとは? 構成=小林悟

  • コラム別に読む : ぼおるぺん古事記 [作]こうの史代 - 南信長(マンガ解説者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■豊潤なイメージ、まさに神業 巻頭の数頁(ページ)に、まず圧倒される。和綴(わと)じを模した綴じ込(こ)みに古事記の原文が細かい手書き文字でビッシリ。その気の遠くなるような作業量と、そこに込められた熱量に軽いめまいを感じながら、目次を挟んで始まる編冒頭にまた鳥肌。無秩序な混沌(こんとん)から天地が開かれるさまが、ボールペンによる無数の線で見事に可視化されているのだ。 そこから国造り、黄泉(よみ)の国、天の岩戸、ヤマタノオロチ退治までをマンガ化。といっても、現代口語でわかりやすく語るものではない。物語の進行もト書きやセリフもすべて原文のままなのだ(ただし表記は漢字かな交じりで注釈もある)。 大胆かつ実験的だが、難解ではない。精読しようとすると確かに少々疲れるものの、ざっくり読むだけでも内容は十分伝わってくるし、日神話の断片的な知識が頭の中でつながっていくのは快感ですらある。 魅力の源泉は

    コラム別に読む : ぼおるぺん古事記 [作]こうの史代 - 南信長(マンガ解説者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト