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2012年8月20日のブックマーク (6件)

  • 株式会社誠文堂新光社 / 星の名前のはじまり

    「ベテルギウス」、「デネブ」、「アルタイル」などの「星の名前」は誰がいつ付けたのか? 書では星の名称の由来と歴史をわかりやすく紹介します。 現在一般的に使われる星の名称は、アラビア語起源のものが多くあります。 古代エジプト・メソポタミアで生まれた星座神話がアラビア世界に伝わり、その時代に星々の一つ一つに名前が付けられました。 アラビア語の星の名前が、どのようにしてその後の世界に伝わり、現代まで受け継がれたのか、その歴史的な変遷をたどります。 著者はエジプト考古学の第一人者であり、天文ファンでもある早稲田大学エジプト学研究所所長の近藤二郎氏。 月刊天文ガイドの長期連載「古代オリエントの天文学-イスラーム星物語」連載をベースに新たに新編を書き下ろし、豊富な資料を加えて構成しました。 星の名前、星座神話に興味をお持ちの方に最適な一冊です。

  • 本の記事 : コンビニのコンサル経験生かし老舗書店を立て直し | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■(やまなし百年企業)柳正堂書店 1854(嘉永7)年に「伊勢屋」として、当時の甲府市柳町で文具や雑貨、書物を売り出した。83(明治16)年の移転に伴い、「柳町の正しい店」との意味を込め、「柳正堂」に改称して格的に書店としてのスタートを切った。 太平洋戦争中は戦火にも襲われたが、経済成長の波に乗り、創業100年を超えても順調に拡大を続けた。だが1990年代後半、バブル崩壊と出版不況のあおりを受け、業績は悪化し始めた。当時、県内に「路面店」で7店舗、売り上げは10億円を超えていたが業績は芳しくなく、赤字と黒字の間を行き来していた。 98年に8代目となる大塚茂社長(51)が就任。10年間、セブン―イレブンジャパンで店舗経営コンサルタントを務めた経験を生かし、経営の立て直しに着手した。キーワードは「大切な1冊探し」だった。 まず、全社員での回し読みを始めた。月に1回、指名された社員1人が、こ

    本の記事 : コンビニのコンサル経験生かし老舗書店を立て直し | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』 グスタフ・マイリンク他著 :

    古い紙特有の埃(ほこり)っぽい臭気が、新刊だというのに、文字の向こう側から漂う。書は、独文学者として著名な種村季弘の翻訳集成になる。年代作者ごたまぜの小説・詩・戯曲全三十三篇(へん)を収録。吸血鬼の登場する話も多い。 吸血鬼や幽霊などが登場するため、当然、条理の底は外れている。舞台となるのは、美しい「農園の館」や「城」。広々とした庭園。昼日中の場面も様々あるはずなのに、を閉じて思い出すのはいつも月夜。読むものの周囲は湿っぽい闇に包まれてしまう。点(とも)す松明(たいまつ)の火も周囲の闇を深くさせるにすぎず、猟犬が吐く息の生ぬるさが伝わってくる。葡萄(ぶどう)畑の落葉、年老いた農民が運河の畔(あぜ)で乾草(ほしくさ)刈をしたりするのだが、そうしたすべてが灰褐色の書割(かきわり)にみえる。物語を装飾する言葉のすべてがいかがわしい。はじめはてんで嘘(うそ)っぱちなこととして物語を愉(たの)

  • 『小石、地球の来歴を語る』 ヤン・ザラシーヴィッチ著 :

    東京駅北口を見下ろすホテルのエレベーターから修復間近な美しいスレート屋根が見える。 このスレートは我が宮城県雄勝町(現石巻市)産であることは知っていた。プロローグで著者は語る。もし無人島へ行くとしたら、わたしならどの石を持っていくだろう? それは、ウェールズの海辺の灰色のスレート(粘板岩)の小石だろう。 地質学の世界では「一三」がラッキーナンバーだそうで、一個の小石から一三の物語を紡いでいる。 ビッグバンから地球の誕生、火山の噴火、絶滅した動物、植物、海の物語、石油、石炭の生成過程などを、物理、化学、地質、鉱物、古生物、宇宙の科学者を総動員して解き明かした名著である。 硬いイメージを連想させるが、乾いた岩石や化石の話を瑞々(みずみず)しく生き物のように眼前に登場させる文章が素晴らしい。次から次へと飛び出すウイットもなんとも楽しい。 じつはカキ養殖業にも、地質学は不可欠なのだ。餌となる植物プ

  • 第22回 コラム道座談会 コラム道の読み方(後編)|本のこぼれ話|平日開店ミシマガジン

  • 出版デジタル機構とパブリッジが目指すもの

    出版デジタル機構――出版物の電子化支援を掲げこの4月に設立された同組織は、日電子書籍市場に欠けていた最後のピースなのだろうか。彼らが何を目指しているのか、あるいは胸にはどんな思いを秘めているのか、その輪郭を掴むべく、今回直接経営陣に話を聞いた。 「日電子書籍が普及しないのはなぜなのか?」 「使い勝手が悪い電子書籍を使うくらいなら“自炊”した方が良い」 「電子書籍元年から3年近く経つのにKindleはまだ上陸しないのか?」 日電子書籍を巡る状況は、ユーザーの側から見て決して理想的なものとは言えない。多くの試みがなされ、実際にさまざまなサービスが登場するも、ユーザー、そして業界が期待したほどにはまだ普及が進んでいない。 2010年から電子書籍の動向を追ってきた筆者は、その原因の1つに「タイトル数の少なさ」を挙げてきた。消費者にとって、、そしてを扱う書店は、ヒット作さえあれば良い

    出版デジタル機構とパブリッジが目指すもの