「ベテルギウス」、「デネブ」、「アルタイル」などの「星の名前」は誰がいつ付けたのか? 本書では星の名称の由来と歴史をわかりやすく紹介します。 現在一般的に使われる星の名称は、アラビア語起源のものが多くあります。 古代エジプト・メソポタミアで生まれた星座神話がアラビア世界に伝わり、その時代に星々の一つ一つに名前が付けられました。 アラビア語の星の名前が、どのようにしてその後の世界に伝わり、現代まで受け継がれたのか、その歴史的な変遷をたどります。 著者はエジプト考古学の第一人者であり、天文ファンでもある早稲田大学エジプト学研究所所長の近藤二郎氏。 月刊天文ガイドの長期連載「古代オリエントの天文学-イスラーム星物語」連載をベースに新たに新編を書き下ろし、豊富な資料を加えて構成しました。 星の名前、星座神話に興味をお持ちの方に最適な一冊です。