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2016年3月28日のブックマーク (3件)

  • 『学びとは何か』乳幼児の言語発達から超一流の学びまで - HONZ

    記憶と知識の違いは何か、そもそも幼児はどのようにして言葉を学びはじめるのか、覚えても使えない知識と新しいことを生み出すことができる知識は何が違うのか、凡人と一流、そして超一流の学び方の違いは何か。「学び」についての疑問は、人生のどの局面においても好奇心をそそられる。 しかし、何を「学び」と定義するかはひとりひとり違う考えを持っており、「よい学び」という価値判断を含んだ問いが提示されれば、多くの人が自分の経験から自説を展開し、議論を論理的に収束させることが難しい。 現在のところ、共通見解となりうる「学び」の全メカニズムは解明されてはいないが、新たな道具や方法が開発され、新たな発見がなされ、「学び」について以前よりも明らかにされている。さまざまな分野で研究が進む「学び」であるが、書では認知科学の視点から深遠な学びの世界を明らかにしていく。 認知科学はヒトのこころの成り立ちと仕組みを明らかにす

    『学びとは何か』乳幼児の言語発達から超一流の学びまで - HONZ
  • 【自作再訪】原広司さん「梅田スカイビル」 空中庭園の幻想をかたちに(1/6ページ)

    ■「物語」のある建築だけが、残っていくのではないでしょうか 大阪のランドマークとして国際的知名度を誇る「梅田スカイビル」は、超高層ビル2棟を最頂部で連結するという、世界でも類を見ないチャレンジから生まれた。デザイン・設計を手掛けたのは建築家で東大名誉教授の原広司さん(79)。斬新な発想の源には、古来、人類が思い描いてきた「空中庭園幻想」があるという。(黒沢綾子) ◇ それまで超高層建築を手掛けたことはなかったし、(指名された設計事業者のうち)自分の案が選ばれるとは思いませんでしたね。 《JR大阪駅の北西、スカイビルがそびえ立つ「新梅田シティ」は、バブル景気にわく昭和62年、計画地を有する積水ハウスなど4社が始めた4・2ヘクタールに及ぶ開発プロジェクトだった》

    【自作再訪】原広司さん「梅田スカイビル」 空中庭園の幻想をかたちに(1/6ページ)
  • 『物が落ちる音』 フアン・ガブリエル・バスケス著 評・旦敬介(作家・翻訳家・明治大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    南米文学流の手法 新しい世代のスペイン語圏ラテンアメリカの作家たちは苦労してきた。一九六〇年代に登場して二十世紀後半の世界文学に計り知れない影響を及ぼしたガルシア=マルケスやバルガス=リョサら、偉大な作家たちといつも比較して語られ、国外からはラテンアメリカの作家だというだけで「魔術的リアリズム」を期待された。 こうした呪縛を逃れるために、小説というジャンルの決まり事を破壊するようなポストモダン的な手法を採用する作家が多かった中で、二十一世紀になって出てきたコロンビアの作家バスケスは、正面突破をはかった存外まれな作家だといえる。社会の大問題を文学的主題として選んで、それを小説的工夫を凝らした物語の中で展開するという、まさにラテンアメリカ文学の流ともいえるスタイルをとったのである。 語り手の主人公は、謎めいた年長のビリヤード仲間と首都の街路を歩いている途中で突然、オートバイに乗った狙撃手に

    『物が落ちる音』 フアン・ガブリエル・バスケス著 評・旦敬介(作家・翻訳家・明治大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)