1月26日、講談社は人工知能(AI)およびビッグデータ処理のソリューションを提供する(株)白ヤギコーポレーション(東京・渋谷区)と資本業務提携したことを発表。昨年11月に白ヤギコーポレーションが実施した第三者割当増資を引受完了したという。講談社ではすでに社外役員を派遣するなど白ヤギコーポレーションの事業運営をサポート。 今後、講談社やグループ会社の膨大なコンテンツを多くの読者に最適な方法で伝えるため、配信の最適化基盤を構築していく。
1月刊、稲泉連『「本をつくる」という仕事』から1章分を3回にわけて掲載します。 昨年ドラマでも話題になった「校閲」とはどんな仕事なのか?何をやっているのか? ノンフィクションでお届けします。 第三者の鋭い目 手元に置かれたビールを一口、二口と飲むと、矢彦孝彦さんは寝不足の赤い目を擦って、 「いや、昨日はある作家の校正刷りの締切日でしてね。これがなかなか手強い仕事で……」 と、言った。 「いや、本当に参りました」 そう穏やかな調子で続けてから、また一口、二口とビールを美味そうに飲む。 「この二日間、著者が真っ赤にしたゲラと格闘していましてねえ。彼が『真っ赤っかにしてやったぜ』と言っていたので、僕は『真っ黒くろにしてやったぜ』とゲラを編集者に渡してきたところなんです」 一つの仕事を終えたことがいかにも清々しいという感じで、彼は話した。校正人生四〇年、仕事を楽しむということを知っている人なのだ、
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