定番中の定番といわれる“迷曲”、藤波辰爾の『マッチョ・ドラゴン』(リリース時の名義は藤波辰己)。多くのテレビ番組でも“迷曲”として取り上げられているその筋の有名曲だ 2ちゃんねるに立てられた音楽関係スレッドのまとめサイト「路地裏音楽戦争」で、「日本音楽史上に残る『迷曲』教えてくれ」というスレッドが紹介されている。そこでは、名曲ではなく“迷曲”、つまり、なんとも形容しがたい一風変わった曲について、あれやこれやの議論が展開されていた。 真っ先に迷曲として紹介されたのが、女優・吹石一恵の『セピアの夏のフォトグラフ』という曲だ。吹石のデビュー作である映画『ときめきメモリアル』のテーマソングでプロデュースは広瀬香美。曲名のとおり、明るく爽やかなポップスだが、吹石の声があまりに個性的で、ネット住民たちは「これはスゴイ」「これ優勝だろw」と驚くばかりだった。また、この曲は以前よりネット上でも話題となっ