小売店などを介して商品・サービスを販売するメーカーの多くは、消費者に関するデータが不足しており、マーケティングに対する「問題」や「問い」を立てようとしても、そもそも顧客理解ができていないケースが多い。そこで、まずは商品・サービスが所属するカテゴリーにおいて、どのような消費者心理で選ばれているのかを分析することをお勧めする。今回は、筆者が「清涼飲料水」カテゴリーにおける、商品選択の分析を実践した。 最近、相談をもらう機会が増えているデータ分析のテーマが「消費者理解」だ。 相談は似かよっている。大まかにまとめると「社内に眠っている膨大なデータをかき集めて、消費者について何か分かることはないか」という内容になる。 消費者理解は、多くの会社でマーケターの頭を悩ませているテーマだろう。 インターネットが普及し、デジタルを使いこなせる環境が整った今、消費者は商品・サービス選びに必要な情報を能動的に取得
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