テレビ、カーナビゲーションシステム、携帯電話などをはじめとするデジタル家電ではDDR2メモリーが採用され、高速化、大容量化、低電圧化が進んでいます。 DDRメモリーを採用した場合、設計課題としてテーマアップされる事といえば、『基板上を走る高速デジタル信号の品質確保』です。 DDR2メモリーインタフェースでは、パラレル伝送による信号の処理が行われます。そのため、メモリーコントロールICは複数の信号をメモリーICと送信/受信する必要があり、送受信のタイミングを刻むクロックと各制御信号・データバス・アドレスバスとの位相合わせ(信号のタイミング制御)が必要不可欠です。 基板上の配線設計でもパラレル伝送線路を等長に配線するなど、基板上で位相ずれを少なくする対策が見受けられるようになってきました。 図. 最近の画像処理ボードでよく見られるようになった等長配線 メモリーコントロールICとメモリーの間には