このLSIの内部構成は下図のようになっています。内部に不揮発メモリを内蔵して いているのが特徴で、音声をサンプリングしてそのデータを直接このメモリに格納 します。 再生の時は、このメモリから同じサンプリング周波数で取り出し、スムーズフィルタ を通して通常の音声に近い音にしてから、アンプで増幅して外部に出力します。 このアンプは、小型のスピーカなら十分ドライブできますので、簡単な録音装置 の場合には直接スピーカを接続できます。 また入力にマイク用のプリアンプも内蔵していますので、直接コンデンサマイクが 接続できます。しかもこのアンプはゲインの自動調整機能が付いていますので、 ほとんど信号レベルを考えなくても良いので便利に使えます。 サンプリングなどに必要なクロック信号も内部で生成していますので、外部から 供給するクロックは何も必要ありません。 このLSIにあるアドレス指定は、録音、再生の開始