オーストラリア人のサラ・ルーカスさん提訴 和歌山県の太地町立くじらの博物館が、捕鯨反対を理由に入館を拒否したのは、人種差別や思想・良心の自由の侵害にあたるなどとして、オーストラリア人のサラ・ルーカスさん(31)が町に慰謝料など約330万円を求めた訴訟の判決で、和歌山地裁(橋本真一裁判長)は25日、町に11万円の支払いを命じた。橋本裁判長は「入館拒否は博物館の管理の支障を考慮したもので、思想を理由としたものではない」として、憲法違反や差別であるとの主張は退けた。 博物館は2014年2月、同館を訪れたサラさんらに「捕鯨反対の方は入館できません」などと英語と日本語で書いたプラカードを提示した。サラさんは「不当な差別で思想・良心の自由などの侵害」と主張。町側は「原告は入館拒否の4日前に館内で無断撮影をしており、迷惑行為を避けるためだった」と請求棄却を求めていた。
いおきべ・まこと 兵庫県西宮市生まれ。70歳。京都大法学部卒。神戸大教授、防衛大学校長などを経て、熊本県立大学理事長、公益財団法人「ひょうご震災記念21世紀研究機構」理事長。サントリー学芸賞などを受賞。文化功労者。 真珠湾攻撃という選択肢しか、日本にはなかったのか。元防衛大学校長で、歴史家の五百旗頭真さんに聞いた。【高橋昌紀/デジタル報道センター】 日本が真珠湾攻撃に踏み切った1941年12月8日、それは欧州の東部戦線でドイツ軍によるモスクワ攻略の失敗が明らかになった直後でした。近代戦の要は首都攻略です。これにより、ソ連が早期降伏する見込みはなくなり、ドイツは対イギリスの西部戦線も抱え、第一次世界大戦と同様に「二正面作戦」に陥った。日本はドイツ、イタリアと三国軍事同盟(1940年9月)を締結することで、米国やイギリスをけん制しようとしましたが、頼みの綱のドイツが致命的な敗北を被ったわけです
次の大災害、大事故がいつ襲いかかってくるかわからない。その時、トップリーダーはどう対応すればいいのか。 民間、東電、国会、政府の順で4事故調の報告書がすべて公表された。分量が350ページから640ページにのぼるので、すぐには全部を読みこなせない。 首相官邸による福島第1原発事故現場介入問題に絞って報告書を見ると、菅直人首相(当時)の評価はすこぶる低い。 <現場を混乱させ、重要判断の機会を失い>(政府)<時間を無駄にし、指揮命令の混乱を拡大させた>(国会)<無用な混乱やストレスにより状況を悪化させるリスクを高めた>(民間)<緊急時の対応で無用の混乱を助長させた>(東電)と、4報告書とも混乱の2文字が入ってくる。 菅は混乱の元凶とされ、そこから人災、さらには<菅災>とまで言われることになった。菅は、 「自分は理系学部出身で、他の閣僚に比べて原子力に<土地勘>がある」 と自負しながらの介入だった
「そのうちに回復の見込みのない人も生きているうちに投げ込むようになった」と山里さんは振り返る。「僕はまだ生きているよ。助けてくれ。頼む、頼む、まだ生きているよ」。悲痛な声は今も耳に焼き付いている。 6月初め「県庁から借りた職員は知事の下に返す」と告げられ、知事らがいた糸満市の「轟(とどろき)の壕」に移動した。6月15日か16日、山里さんは壕の入り口で鉄かぶとを肩からさげた知事に出会った。「絶対軍と行動を共にするんじゃないぞ。最後は手を上げて出るんだぞ」。知事は山里さんの肩をたたいて出て行った。 国のために命をささげるつもりだった。「今になって、捕虜になれと言うのですか」。悔しくてたまらなかった。だが、その後、壕に逃げ込んできた日本兵が泣きわめく子供を銃で射殺したのを目撃し、変わった。「友軍なんてこんなものか、絶対に生きてやろうと思いました」。知事の言葉通り、投降して生きた。
次期衆院選の台風の目では、と言われる大阪市の橋下徹市長。会見やテレビ番組での討論はもちろん、ツイッターでの発言が注目されている。歯切れがよく、わかりやすいのが持ち味だが、激しい個人攻撃も繰り返す。ツイッターからその人物像を読み解いてみた。【江畑佳明】 ◇「負けたくない」後で反論 ◇「バカ」「おばはん」「頓珍漢」 ライブ感にフォロワー73万 橋下市長といえば、つい先日、記者の囲み取材の最中に、公立学校での君が代斉唱に関する質問をした民放テレビ局女性記者と大激論、その模様がインターネットで流され、話題を呼んだばかり。その後、ツイッターで橋下市長はこう述べた。 《この記者は、社会人としてのマナーが全くない。取材することを特権だと勘違いしているようだ。まずは人間対人間のマナーを勉強しろ》(5月8日) 《最後の締めには「この辺にしておきましょう。」一体あんたは何様なんだとブチ切れました》(同13日)
◇同期・明石市長「大阪都」参加希望 「あいつは明らかに世の中を憎んでいた。社会的な理不尽や不平等に対する強い怒り。既存の勢力に対する激しい憤り、憎しみ。ものすごく大きなエネルギーを感じた」 兵庫県明石市の泉房穂市長(48)は、第49期司法修習生=1995年研修所入所=の同期、橋下徹・大阪市長(42)の印象をそう語り始めた。 修習生時代、橋下氏と同じラグビー同好会に所属。衆院議員(民主党)を経て昨年5月に市長に就任した。同じ自治体トップとして橋下氏をよく知る人物の一人だ。ラグビーの練習後に聞かされた話を今も覚えている。 「橋下は破れた革ジャンをタダ同然で仕入れて1着3万円とか5万円で売って大学を卒業したと言っていた。『破れたやつを売ったらまずいやろ』と言うと『どこが悪いんですか。気付かずに買うのはお人よしや』と」。そのあっけらかんとした物言いには、同じように苦学して大学を卒業したこともあり驚
航空自衛隊の戦闘機F2(三菱重工業製)の部品を製造しているメーカーのうち、住友電気工業(大阪市)など二十数社が戦闘機事業から撤退したり撤退を決めていることが分かった。F15の1代前の主力戦闘機で、老朽化したF4の後継となる次期主力戦闘機(FX)の選定が難航。11年のF2生産終了後は受注見通しが立たず、設備や要員の維持は難しいとの判断がある。関係者は「国防にかかわる重要な問題」と危機感を募らせている。 日本航空宇宙工業会によると、日本の戦闘機生産は三菱重工を主契約者に、下請けは約1100社。だが、燃料タンク、風防ガラス、専用タイヤなどのメーカーが、既に事業から撤退したり、撤退方針を決めている。 住友電工は、機首のレーダーを覆う円すい状の部品「レドーム」を製造する国内唯一のメーカー。製造には高い技術力と経験が要求される。F15用燃料タンクなども生産してきたが、「防衛関連の事業は高度の技術力が必
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