国産ジェット旅客機「MRJ」を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)は24日、初号機の納入時期を2017年4~6月から18年半ばに延期すると発表した。初の試験飛行には成功したが、主翼が型式証明の取得に必要な強度に達していない可能性が判明するなど、商用化へ向けた新たな壁に突き当たっている。納入延期はこれで4回目。20年度に目指す黒字化にも暗雲が漂ってきた。「知見が足りず想定が甘かった」。24日、愛知
防衛省が戦闘ヘリコプターの発注をキャンセルしたため初期投資費用が回収できなくなったとして、富士重工業が国に351億円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は29日、「国は初期費用を払うと信頼させ、信義則上の義務に反した」として全額の支払いを命じた。請求を棄却した一審・東京地裁判決を取り消し、国の逆転敗訴とした。判決などによると、富士重は防衛省に戦闘ヘリ「AH-64D(通称アパッチ・ロングボ
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