【パリ=白石透冴】フランスのマクロン大統領が14日で就任3カ月となる。大統領選、議会選と快勝して政治基盤を固めたが、足元では支持率の低下が著しい。支持率は4割を下回り、不人気とされたオランド前大統領の就任後の同時期を下回った。歳出削減に本格的に着手し、国民が反発している。外交で存在感を示すマクロン氏だが、内政では合意形成の難しさに直面している。調査会社Ifopによると直近のマクロン氏の支持率は
フランス大統領選の決選投票から一夜明けた8日、次期大統領に決まったエマニュエル・マクロン氏に反対する大規模なデモがパリ市内であった。就任は14日だが、デモでは辞退を求める声もあり、今後の政権運営の厳しさをうかがわせた。 デモは左派系の市民団体などが呼びかけた。パリ中心部のレピュブリック広場からバスチーユ広場まで、約1・5キロメートルの大通りいっぱいに並んで行進した参加者は「1日で十分。マクロン氏は辞めろ」「7日は(敗れた右翼・国民戦線の)ルペン氏と戦った。今日はマクロン氏に抵抗する」などと訴えた。デモ隊と警官隊が衝突する場面もあった。 今回の決選投票の投票率は歴史的な低さで、マクロン氏は国民から広範に支持を得ているわけではない。パリに住むIT技術者のアメリエ・ゴーティエさん(43)は「マクロン氏が掲げる労働規制の緩和で、労働者は守られなくなる。市民の本当の生活を分かっているとは思えない」と
【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票が7日、即日開票され、中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を大差で破り、当選を確実にした。マクロン氏は、史上最年少の仏大統領となる。主要仏メディアが出口調査の結果をもとに一斉に報じた。 マクロン氏は、大統領の権限が強化された1958年から始まった現在の政治体制で、2大政党に属さない初めての大統領となる。
【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)に進む中道・独立系のマクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)が3日、テレビ討論を行い、テロ対策などを巡って激論を交わした。説得力で上回った候補者を問う世論調査の結果では、マクロン氏に軍配が上がった。 討論は約2時間半に及んだ。ルペン氏は冒頭から「エリートのための候補者」「野蛮なグローバル化の代表者」とマクロン氏を立て続けに批判した。マクロン氏も「あなたの戦略は多くのウソをつくことだ」と反撃し、「(批判をするだけで)何も提案しない」とルペン氏を批判し… この記事は有料記事です。 残り407文字(全文677文字)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く