■運動部活動の人気ランキング箱根駅伝、サッカー天皇杯、高校サッカー、高校ラグビー、ラグビー大学選手権…、各種スポーツが、年末年始のお茶の間をにぎわせている。 これら競技種目のなかで、中学生や高校生に人気のある種目は何か。それはどのような変化をたどってきたのか。運動部活動の部員数から実態を探った。 日本中学校体育連盟(中体連)が毎年実施している全国調査の最新版(2015年度)によると、中学校の運動部でもっとも人気の高いのは、ソフトテニス・テニスである[注1]。2位がバスケットボール、3位がサッカーである。 高校では、全国高等学校体育連盟(高体連)と日本高等学校野球連盟(高野連)の最新の全国調査(2015年度)によると、同じくソフトテニス・テニスが1位、野球(硬式・軟式)が2位、3位がサッカーである[注2]。 ■部員数の増減(人気の変化) 中学柔道は半数減部員数の全国統計は、中学校が2001年