以前、村上龍氏の「無趣味のすすめ」について書いたことがあった。 光栄なことに、このエントリーについて、幻冬舎の石原正康氏から、「無趣味のすすめ」本の出版にあたり、広告に使わせてもらえないか、というお問い合わせをいただいた。 残念ながら、当方の返事が遅くなってしまって、これは実現しなかった。にもかかわらず、直後に一筆添えてカナダまで一冊送っていただいた。 これほどの立場の人が、私のようなブログの話で、直接メールで問い合わせいただき、本にも一筆添えて、などという細やかさには大変驚いた。 これがプロの仕事なのだなあと、変なところに関心した次第である。 さて、本を読んだ感想である。 日本にいたころにGOETHEですでに読んでいたエッセイも多かったのだが、改めて読んでみても、やはり非常に現実的な話であり、今でこそ、この金融危機で多くの人が気付かされたことが、随分と早くから指摘されていたのだということ