生成AIをはじめとするテクノロジーの進化が加速する一方、日本のDXは遅々として進まず、「デジタル後進国」との烙印を押される状況にある。日本がデジタル化で遅れを取った本当の理由はどこにあるのか。AI時代に挽回を図るために日本は何をすべきなのか。前編に続き、『デジタル社会の罠 生成AIは日本をどう変えるか』(毎日新聞出版)の著者でデジタル技術・文明研究の第一人者である東京大学名誉教授・西垣通氏に、日本がデジタル社会を切り拓き、AI時代に真に「知」の使い手となるための方策を語ってもらった。(後編/全2回) ■【前編】東大・西垣名誉教授がブームに警鐘、生成AIを信用してはいけない2つの理由 ■【後編】AI時代の文化論、日本人はなぜ心の底で「AIが人間を超える」とは信じないのか(今回) <著者フォロー機能のご案内> ●無料会員に登録すれば、本記事の下部にある著者プロフィール欄から著者をフォローできま