インドのゾロアスター教の家庭で生まれ育った母と、異教徒の父のもとに生まれた筆者。一族で最後のゾロアスター教徒となった祖父の死をきっかけに、彼は自らのルーツを探るため、インドへと向かうことを決意する。 しかし、旅を通じて出会ったこの宗教の神官や信者の言葉に、彼は戸惑うことになる。神官たちの言うとおり、祖父は死後に地獄へ落ちてしまったのか。そして異教徒との間に生まれた自分は、永遠に神殿にすら入ることを許されないのか。 ゾロアスター教をめぐる筆者の旅の記録を、3回にわけてお届けする。
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