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ブックマーク / zarudora.hatenablog.com (7)

  • 「壁の時代」の後で/中で - 猿゛虎゛日記

    今から20年前の1989年11月、東西ベルリンを隔てていた「ベルリンの壁」が崩壊しました。実際にこれが歴史的な事件であったことは事実ですが、「西」側のメディアは、この「壁の崩壊」という事件を、「社会主義の崩壊」を象徴する出来事として宣伝しました。「壁」というのは、東西ベルリンの人々の行き来をへだてる物理的なものであると同時に、「東」側の社会主義体制の「不自由」を象徴するものとみなされました。壁が崩壊した、ということは、「自由」と「民主主義」を求める民衆によって自由を抑圧する社会主義体制が打ち倒された、ということとほぼイコールの出来事として理解され、ベルリンの壁崩壊の映像は、その後もテレビなどでしつこく繰り返して使われました。 というわけで、「社会主義崩壊以後」の世界、とは「壁崩壊以後の世界」であり、すなわちそれは「自由と民主主義の勝利した後の世界」であるかのようにみなされたわけです。しかし

    「壁の時代」の後で/中で - 猿゛虎゛日記
  • まあ、皆ほんとに労働しない(と思われている)人嫌いだよね - 猿゛虎゛日記(ざるどらにっき)

    野宿者に対する、あるいは野宿者排除に反対する人へのバッシングに向ける、「フツーの」人々の大変な熱意、というのにはおどろかされます。これは、「まあ、皆ほんとに労働好きだよね」の正確なうらがえしである、「まあ、皆ほんとに労働しない(と思われている)人嫌いだよね」だと思うのですが、すこしそのへんに関連する話を紹介してみます。 さて、大人たちのなかには、若者をバッシングして「フリーターだのニートだの、仕事をする気のない怠け者の若者が増えているのはこまったことだ」と言う人もいます。しかし、「そうした見方は誤解だ、若者は仕事をしたがっているのであり、若者に正社員の仕事がないのがいけないのだ。増えているのは、怠け者の若者ではなく、非正規雇用で過酷な条件で労働をしているワーキングプアーの若者だ」という考え方もあります。左翼の日共産党のスローガンはそうした考え方をふまえています。街にはってある日共産党

  • がまんする人/しない人/させられている人 - 猿゛虎゛日記

    昨日の日記のブックマークコメント # 2008年09月02日 sirobu sirobu 社会 家じゃなくても実際にそんな図書館を利用するかって言うと… 電車にヤツラが乗ってきたら臭いに耐えかねて車両が丸々空いたりするんですぜ?(強調引用者) これはつまり、「実際どれほど耐えがたい臭いがしているのかおまえは知っているのか?」ということなのでしょうか? で、思い出したのですが。 モンスターなんとかというのはいろいろありますが、モンスター・フィロソファーと言えば、日の場合、なんといっても、中島義道先生です。で、その日が誇るモンスター・フィロソファーの中島先生は、『うるさい日の私』他で、だいたいこんなことをおっしゃっています(いまてもとにがないので、だいぶ昔に読んだうろおぼえの記憶にしたがって書いています。中島さんの議論の正確な紹介ではないのであしからず。) 中島さんは、現代の日の街中

  • 公園や図書館はお前の家じゃない - 猿゛虎゛日記

    公園や図書館からの野宿者の排除に対して批判的な意見をのべると、必ずつくコメントというのがあって、それは「そんなことをいうなら、お前の家にホームレスを住まわせればいいじゃないか」というものです。ほぼ例外もなくそういうコメントがあらわれる、と言っていいようにすら思います。id:good2ndさんの「ホームレスだからって排除すべきじゃない。でも…」という記事にも、そんな「おまえんちでメソッド」というか、「おまえんちで論法」が、やはりあらわれました。 # 2008年09月01日 id:sol1og ホームレスの人権を守るためにこのヒトのうちに住ませるのではなにがいけないのかわからない。どんなによそで排除されても最後まで「公共の空間」として信頼されている、ということを、まず自分から誇りに! http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/good2

    公園や図書館はお前の家じゃない - 猿゛虎゛日記
  • モンスター・ライブラリーユーザー - 猿゛虎゛日記

    モンスター○○っていうのは、ほんとうに増えているようだ。今度は図書館利用者にも出てきた。「図書館ホームレスがいるといやだから追い出してほしい」などという理不尽なクレームを言ってくる、モンスター・ライブラリーユーザーというのが出てきたようだ*1。http://d.hatena.ne.jp/Romance/20080830#p1という記事のブックマークにも、大量に現れている。http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Romance/20080830%23p1 まあ、ここでヘイトスピーチをくりひろげているひとたちのどれほどが図書館をよく利用するのかわからないけど。あ、私ですか?私はほとんど図書館は利用しません。は90パーセント、ドトールで読んでるので。人の話し声とか、コーヒーとかミラノサンドのニオイがないと集中できないんで。 それはと

    モンスター・ライブラリーユーザー - 猿゛虎゛日記
  • ポリハラをうけました - 猿゛虎゛日記

    今日、かなーーりイヤな事件が起こりました。 夕方、某所に出かけるために家を出たのですが、そのとき、アパートのポストのうえに、昨日までなかった貼り紙があるのに気がつきました。それが、これです。 「関係者以外立ち入り禁止」というのは、まあ集合住宅にはよくある貼紙でしょう。また「ビラ・チラシの投函お断り」というのも、イヤですが、まあここまではぎりぎりガマンできます。 問題はそのとなりです。ここには、読売新聞の7月4日の記事見出しのコピーが、わざわざ貼り付けてあるのです。その見出しはこうです。 マンション集合ポストに議会報告 集合住宅へのビラ配り 住居侵入の疑いで地検八王子支部に 市議を書類送検 急いで出かけなくてはならなかったのですが、もうこれを見て、頭に血が登り、すぐにでもブログに書きたかったです。出先でもずっと気分が悪かったです。 つまりこれ、政治ビラ配りが弾圧された事件の記事なわけです。し

    ポリハラをうけました - 猿゛虎゛日記
  • サルトル哲学における自由とは - 猿゛虎゛日記

    やねごんさんの、「自由」にかんするたいへんわかりやすい記事 http://d.hatena.ne.jp/lever_building/20080706#p1 に かんれんする かしょを『図解雑学サルトル』(ナツメ社) 図解雑学 サルトル (図解雑学シリーズ) 作者: 永野潤出版社/メーカー: ナツメ社発売日: 2003/08メディア: 単行購入: 6人 クリック: 145回この商品を含むブログ (44件) を見るから いんようしてみる。 ちょしゃの りょうかいのもとに漢字をへらして かきなおした。 ■(90ページ)自由と不安(1) ●がけの上のわたしには、「がけからおちる可能性(かのうせい)」がある サルトルは、にんげんの自由(じゆう)と不安(ふあん)のかんけいについて、つぎのような せつめいをする。 わたしが、たかい断崖絶壁(だんがいぜっぺき)に そった道をひとりで あるいているとしよ

    サルトル哲学における自由とは - 猿゛虎゛日記
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